魔のシドニー紀行(>_<)8・謎のメイド服編

まず初めに、

言っておかなければならない。


謎のメイドは、オバさんであった(^_^;)


そう、コスプレしたそのスジの女性など、

danekoの部屋に、来るわけがない。

(某国じゃあるまいし・・)


彼女は、本物のルームメイドであった。


メイドさんは、

汚れてるのはどこ? お掃除に来たんだけど…

という。


だねこ:: え?何のこと?

メイド:: だってあなたが部屋が汚れてるって言ったんでしょ?私はそう言われたんだけど。

だ:: まさか。このお部屋のお掃除について、私たちは何も言ってないけど・・


と返したdaneko、



キツネにつままれたようなメイドさんの顔を見ながら、

ハッと或ることに思いあたった。


だ:  私は確かにバスルームの床が古くて汚れっぽいって言ったんだけど、お掃除が悪いとはヒトコトも言ってないのに・・・

メ:  あら。。レセプションがルーム係にそう言ってきたのよ。あの人たちはいつだって話を作るんだから・・


はは~ん。やっぱり、レセプションの小悪党たちの仕業だったのか。

danekoはこちらのレセプションから、部屋の件で不誠実な目にあっていることを

メイドの彼女に愚痴った。



だ: だからあなたには何の責任もないの。いま部屋を変わろうとしてるし、こんな部屋に500ドルも払うのはおかしいと思わない?

メ: ご、500ドル~(@_@)

だ: そう、いくら3連休だからってねえ・・それに十分なアメニティもないし。

メ: アメニティがないのは、ここはスタンダード・ルームだからよ。それにしても500ドルなんて

だ: え?? スタンダード・ルーム???


出た。 爆弾発言が!!


メ: そうよ、ここは間違いなくスタンダード・ルームよ(きっぱり)

だ: やっぱり。。ドアの内側のフロアの地図を見ても、

他のお部屋に比べてそんなに広くないものね。


やはりdanekoは騙されていたのだ(T_T)



そこに日本からの電話が携帯に入ってきて、danekoは電話を取った。

SPGの日本のマネージャ-からであった。


マネ: danekoさま、ホテル側と交渉いたしまして、お部屋を変えてもらえるそうです。
準備ができるまでもう少しかかるとのことですが。


danekoはメイドさんから聞いたことをSPGに暴露したうえで、


だ: 準備って言っても、ここの人たちの「もう少し」は信用できないので、とりあえずお部屋を出てラウンジに行って待ちます。もうチェックインしてから相当経つけれど、お部屋を使えないので何もできませんから。


danekoとて、部屋が気に入らない時は、替えてくれるかどうか決定するまで、部屋を使わないくらいの仁義はあるのだ(ー_ー)!!


マ: もちろんでございます。ホテル担当者に連絡しておきますので、ラウンジでお待ちください。


danekoは、メイドさんにルームチェンジOKとなったと話し、

メイドさんも喜んでくれて、一緒に部屋を出た。


彼女は、東欧(スロバキア)からの移民だそうで、

それでアジア人のdanekoたちに同情的なのだろう。



移民の哀しさ、アジア人というマイノリティであることのハンディは、

豪州でも厳然としてあるらしい。


廊下を歩きながら、

彼女はここのレセプションの不誠実さをdanekoに語り、

danekoもプラス500ドルでスイートルームに、の話をして笑った。


だ: お掃除は全く問題ないって、あなたのマネージャさんに伝えておいてね。

メ: ホントにねえ、なんだかねえ。。。


彼女はため息まじりに笑っていた。


訳の分からない責任転嫁はよくあることなのだろう。

まったく、このホテルの内部組織はどんなにぐちゃぐちゃなのか?


danekoは部屋に荷物を置いたまま、

娘danekoと一緒に、エレベータでラウンジへと向かった。



スーツケースもあったし、

あとでチェンジした部屋に持って来てもらえばいいと思ったのだ。


が・・

(ラウンジ編に続く)

魔のシドニー紀行(>_<)9・ラウンジ編

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