料理も美味しい、本格派ワインダイニングへ

cellar door 202302 venison tartar


さてさて、ひとつ前の記事では、

クライストチャーチのモーテル選びについて解説。



その後おそいブランチで持ち帰りの寿司を食べ、

夕ご飯はどこに行こうかと考えていた。


チャーチで人気店なら予約必須



一日目の夜は予定を入れてなかった。

おひとりさまでどこかに行くのだ。


近年のdanekoは出張も多くなり、

ひとり飯にも慣れてきていた。


以前、ワイパラの醸造家たちといった店。

あそこがいいな。

過去記事は書いてなかったか。。


確か、人気店であった。平日でもほぼ満席な感じ。

近所にプランBはなさそうだし、予約必須か。


当日はオンラインブッキングができないようだ。


☎じーこ、じーこ

と電話してみると、午後7時からなら席があるという。

daneko
やったゾ!これで夕食難民にならなくて済む(^o^)



とdanekoは喜び、いそいそと支度を始めたのだ。


セラードア



Cellar Doorというのは普通、

ワイナリーの試飲コーナーのことを言うのだと思ってたが、

これが店名。


ベタである。

しかも入り口は分かりにくい。


が、歴史的な建物で風情はありまくり。

写真を撮ったはずだがiphoneから消えていた(^_^;)



cellar door 202302 interior
店名はベタでも店内は素敵。

家賃の高いオークランドに比べ、ゆとりのある席間も嬉しい。


danekoが到着した後すぐ満席となり、

入店を断られているグループもあった。


予約しといて良かったあ!

カウンターでなく、落ち着くテーブル席である。


お隣のテーブルは両側ともカップル。

ま、いいんですけどね。


テイスティングはワイン・フライト



こちらのワインリストは長い。

グラスもボトルも豊富なラインナップ。


でもそのドリンクメニューの特徴はというと、

試飲セットがテーマ別に並んでいること。


白ワイン、赤ワインの飲み比べ。

ピノ・ノワールばかりの試飲セット。

特選ニュージーランド・ピノのセットとか。


これはワイン好きにはとっても楽しい。

ワイン・フライトと呼ぶらしい。


まあ、国内・世界各地のワインを飲めば、

ちょっとした旅気分を味わえる。



cellar door 202302 blind
さっそく始めました〜(^o^)

メニューにないセットをお願いしましたよ。


比較試飲の訓練だと思って、

全部ニュージーランドワインにしてもらった。

赤白2種類ずつ。


この店のスタッフはたいがいワインに詳しいが、

中でも詳しそうなオニイサンを直感で選び、

daneko
ブラインドでお願い。答えは後でおしえてね



と頼むと、快くOKしてくれた。

おにーさん
テイスティングシートも要るよね



と親切である。これでメモ書きしながらやれる。


試飲中のdanekoは食べ物は摂らない。

水と、パンだけを注文。

パンは口の中をニュートラルにするためだ。


と、思ったのだが、酸味のあるサワドゥが来て、

口の中はパンの香りで一杯になるので、


ニュートラルにする役割を果たさなかった(^_^;)

バゲットでなきゃダメですね。


あ、もちろん、

そんなワインフライトなんかしなくっても良いんです。


好みのワインやビールを飲みながら、

おいしい食事を楽しめる、チャーチでは貴重な店。




cellar door 202302 wine flight
う〜ん、苦しんでます。

白ワイン2種が特に難しかった。


NZワインの85%ルール



さあ、ブラインドが終わったら答え合わせ。


手書きの解答用紙を持ってきてくれました!

なんと!一番自信があった白を外していた(@_@)


典型的なゲヴュルツの香りを取っていたのだが、

お答えはピノ・グリ


これはもう、ビックリ仰天!

一番最初に口をつけたワインだから、他の印象と混じるわけもないし。


疑問に思ったdaneko、その翌日会った醸造家に話したのだ。

そしたら彼は、

醸造家
ああそれ、ゲヴュルツ混ぜてるんじゃないですか?よくありますよ



といとも簡単に言い放ったのだ!


ま、混ぜてる。。

ああ、85%ルールのことか。


そうなんです。皆さま。

覚えておくといいですよ。


ニュージーランドのワインって、

85%以上その品種を使っていれば、

ラベルにその品種名だけを書けるのです
(-_-;)


近年特に白ワインに関しては、

より美味しく、を目指してのブレンドが盛ん。


ラベルにはピノ・グリとしか書いてなくっても、

15%までは他の品種を混ぜてOKなのだ。


オーストラリアやチリのワインも同様。

アメリカは州によって許される割合が違う。


セントラル・オタゴのピノ・グリだったけど、

ゲヴュルツに特徴的なライチの香りがくっきりと。


やあやあこれはトリッキー。

ニュージーランドワインのブラインドは難しいですね。


NZに来たら鹿肉じゃないですか?



と、いうわけで罠の多いブラインドを終了。

ホッとして、これからが楽しいディナーだ。


ここからはリラックスして、

ワインと食事を楽しむのみ。



cellar door 202302 tartar
じゃっじゃじゃ〜ん!

Venison(鹿肉)のタルタル。


たしかこの店の名物じゃないのかな。

前回も3人で食べた記憶があった。


へっへっへ。今日は独り占めよ(^q^)


ワインはニュージーランドの特選ピノ・ノワール・セット。

名だたる生産者のピノばかりを集めた、

まさにdanekoの琴線にふれる組み合わせ。


鹿肉ならやっぱ赤ですからね。



cellar door 202302 venison tartar
拡大画像。

生肉のハンバーグのようでもある。


卵黄をからめずにそのまま食べたり、

卵黄を絡めて食べたり、


添えてある、

カリカリに焼いた薄いパンに載せて食べたり。


飽きずに楽しめる優れた前菜。

この後もう一品くらい追加するつもりが、

お腹がけっこういっぱいになった。


サワドゥも食べきれないほどあったしね。

残念だが、これにて撤退だ。



cellar door 202302 interior2
うう〜む。楽しかった。

もうサワドゥ食べられません状態。


この店には、幸せな空気が満ちている。


アラカルトで好きなものだけ食べれるので、

みんなハッピー(^^)v


左側のカップルは、

メイン一品のみをそれぞれ食べていた。


女性が肉で、男性はパスタであった。

シェアとかしないんですよね、キウィの人たち。


クライストチャーチ初日の夜から、

ワインと食を堪能し、大ゴキゲンで帰ったdanekoであった。


アクセス



Cellar Door

セラードア

Arts Centre of Christchurch

1 Hereford Street, Churistchurch


☎ 03 925 8497

MAP



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daneko恨めし~! ブタになればいいワ(-_-メ)

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