ニュージーランドで今、高く売れる不動産とは?

apartment sold 202210 balcony


この記事は、こちらの記事の続きです。




とある朝、

ニュージーランドはオークランドである。


不動産関連の友人からメッセージが届いた。

danekoさんのアパートの別の部屋が昨日売れましたよ。

○○ドルでした(^^)v

という内容で、リンクが付いていた。


不動産のステージングとは?



danekoは、チョット興味をおぼえた。

○○ドルというのが、思っていたよりもかなり高かったからだ。


それで、リンクを開いてみると、なかなか美しいお部屋。

daneko
これ、素敵にステージングしてるけど、リノベ物件?


と友人に聞いてみたのだ。


ステージングとは、

不動産友から教えてもらった用語なのだが、


見ばえを良くするために、お洒落な家具などを入れ、

家をよく見せることを
言うそうだ。


よく、Property Pressなんかに、

オサレな家やアパートが一杯載ってますよね。


あれって、家具などを貸す専門業者がいて、

セールのための写真撮りやオープンホームなどに備え、

日本でいうモデルルーム風にしているのです。


リノベしてますね。肝はステージングでしょう。


との返事だった。ふ〜ん。


その後、なにか別のことをしていてふと思いつき、

今後の参考に部屋を見たくなった。

daneko
待てよ。昨日売れたんなら今日まだ部屋を見れるかもしれぬ(ー_ー)!!


その日は日曜日だった。物件は毎週末オープンホームをやっていた。


前日に売れたということは、

まだ本来なら今日までオープンホームの予定だったのでは?


今日は片付けなんとやらで、現地に不動産エージェントが来るはず。

と考えたのだった。


リンクの不動産売買担当は、その友人と同じ会社だった。

情報は共有しているに違いない。


はたして友人に聞いてもらったところ、

その日の午後1時なら見に来て良いとのことだった。

daneko
やった(^^)v


とdanekoは喜んで、

指定の時間にその部屋のインターコムを鳴らしたのだった。


高値で売れた部屋を見る



結果としては、

実際に見に行ってわかったことが幾つもあったので、

この試みは大成功だったのだ。


同じアパートとはいえ、

別のブロックなのでインターホンを押して解錠してもらわねばならない。


すぐに女性の不動産担当が解錠してくれたので中に入る。

売れたお部屋は最上階。といっても6階だ。


部屋の前に行くと、ドアは半開きになっていた。

中には、何人か人がいるらしく話し声が聞こえる。


玄関に立っていると、その担当者に中へと促された。

簡単に挨拶して、靴を脱ぐかどうかを確かめる。


靴は履いたままでいいとのことだった。

こういうカーペット敷きのアパートとしては珍しい。


土足OKは面倒でなくていいんですけどね(^_-)


ステージングはしていない?



入るとすぐがリビング。


apartment sold 202210 living
大きなソファがある。

daneko
ん?思ってたより生活感があるな〜


とすぐに感じたのだ。


ソファーがちょっと使用感があるし、

クッションなども柄がバラバラ・・


現場で湧いた疑問は、現場で聞いて解決するのだ。

が、その前にdanekoは最大の疑問を担当者にぶつけた。

daneko
今回どうして市場の相場より高く売れたの?


するとセールス担当者の顔はサッと曇り、

担当者
シッ!あの人達、買った本人なのよ。

その話題は今ここじゃマズいからあとでね


とdanekoを制したのだった。


そうか。

本人の前で市場より高い値段で云々はヤバいよね。


danekoはうなづいて、別の質問に切り替えた。

ステージングはしたのかということだ。


結果、売り主はステージングをしていないとのことだった。

それにしちゃ、

ホームページやyoutubeの部屋は美しかった。


リビングのソファも、他の部屋も、

写真を撮る時は担当者が美しく整えたのだという。


ステージング(貸し家具)はけっこうお金がかかるので、

(一軒家などだと2000〜3000ドルとか)


金額を聞いてやりたくない人もいるだろうし、

なによりも、

自前の生活感ありまくり家具調度はどこかに退けなければいけない。


danekoもそれを億劫に感じるひとりだった。

だが、対象の部屋が自前の家具だと知って、

ステージング無しでもイケるのだと安心したのである。


ただし・・・

もともと使っている家具がお洒落でないといけないが(^_^;)


住みながら、家を売るということ



ニュージーランドの場合、一軒家のケースだと、

たいてい物置とかガレージに自分たちの家具をすべて入れ、


生活感満載の家具調度は隠してしまい、

ステージング業者とセールス担当にまかせるのだ。


ここ、セールス担当の経験とセンスが問われる場面だが、

ステージングで各部屋を美しく盛り上げる。


danekoの友人によれば、

3000ドルの投資で10万ドルの効果があったという。

ホントかな。。(?_?)


しかしアパートの場合、

家中の家具をすべて引き払うのは難しい。


引越し後に部屋を売るなら問題はないが、

昨今はそういうケースばかりでなく、


住みながら家を売る

という人達も多いのだそうだ。



apartment sold 202210 kitchen
オープンキッチンとダイニングエリア。

最上階だからdanekoの部屋より天井が高いのだそうだ。


こちらも、よくよく見てみると、

ちょっと生活感がありますか。。


掲載用の写真や動画を撮ってしまえば、

あとはそんなに気にしない、のかもしれぬ(^_^;)


買ったご家族は、4〜5人で2LDKの部屋を見て回りながら、

あそこをどうする、ここはどうするとディスカッション中。

またそれも、楽しいことである。


バスルームをちょっと覗いたが、

ここは古いままでリノベーションしてはいなかった。


なので部分リノベ済物件、というところか。

ただ、天井が高い分、開放感があった。

冷暖房は効きにくいだろうけど(-_-;)


セールス担当にまた疑問をぶつけてみると、

売り主はステージングせず、自前の家具でオープンホーム開催。


住み続けながら、オークションをし、

オークションは流れたが、その後、


Asking Priceに切り替えて売出しを続け、

前日めでたく買い主が決まったとのことだった。


danekoがニュージーランドに戻ってきた時、

もうそのFor Saleの看板はデカデカと立っていたので、


どのくらいの期間売りに出していたかと聞くと、

セールス担当はちょっと首を傾げて考え、


「そうね、二ヶ月くらいかかってるわね」

とのお返事であった。


なんとなくだが、もう少し、かかっているかもしれない。

とdanekoは読み取った。


NZでは、2ヶ月超というのはけっこう長い。


市場に出しておくと、

「売れない物件」とのレッテルが貼られる限界くらい?


日本でもそうなんだけど、

不動産のセールは、ある意味スピード勝負。


市場に「売れない物件かな」と思われる前に売り抜ける。

ということがすごく大事だと聞く。


ここの売り主はオークションで思うような値段がつかず、

オークションでは売ることを諦めたのだろう。


その後はAsking Priceに切り替えたとのことだったが、

この辺、なかなか根気のいる決断ではある。


そして、自分の売りたい金額を下げることなく、

このほど、希望の金額にまあ近い所で決着したのではないか。


担当者に確認すると、どうやらその通りの展開であった。



apartment sold 202210 balcony
バルコニーも自前のアウトドア家具。

まあこれは、特にこのままでもいいのかな。


そしてこの部屋、

danekoの部屋にはない大掛かりな設備投資をしてあった。


danekoはその設備投資が、

今回の金額に大きく影響するのかどうかが、かなり気になった。


その設備、担当者からかかった金額を聞き、

danekoはとてもする気はないし、

それで今回の金額なら、ちょっと違うケースだな、と思ったのだ。


その設備投資と、

今回のセールス全般についての不動産友のご意見、

そして今なお売れている物件の特徴について、


次の記事で書いていきますね!


ゴメンようm(_ _)m

本日もデパートの展示のお手伝いで多忙なのだ。

行ってきます(-_-;)


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ワタシのハウスもステージングしてヨ。

子猫時代に買ったままじゃないノ(-_-)

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