You make me sad…(T_T)

これも地震の日の夕方のこと。。。



娘danekoは、はたして新しい学校の入校テストに受かっていた。

特に、IELTS(英国版TOEFLみたいなもの)の伸びは顕著で、1年とちょっとでも、英語圏で真剣に勉強することの成果を思い知らされる。

しまった。。。

もっと早く、留学させていれば・・・なんて思うのだけれど、本人が行きたくないタイミングで行かせても、勉強にこれほど真剣にはなれなかっただろうから、

仕方がない

ものごとには時期というものがあって、桃でも柿でも、実のなる時期は決まっている


と、いうわけで、今日は娘danekoの学校に。

インターナショナル・スチューデントの担当主任の先生と面談です

午後4時半のオークランドは、まだまだ明るい。

夏は8時くらいまで明るいです


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この学校も、もう来ることは無いのであろうか。。。

Mr.Beetonは、danekoを迎え、両手で握手をしてきた

温かく迎えられ、danekoは焦った


確かに、娘danekoは、福岡にいるときとは全く別人のように勉強し、

この学校のインターナショナル・スチューデントの中では

「真面目で勉強熱心な日本の生徒」という、

意外にも、非常に高い評価をもらっていたのだ


先生は、娘danekoのことをほめ(だいたい子供をほめるお国柄です)、将来を期待しているという。

やばい、早く本題を切り出さなくっては


だねこ: すごく急なことなのですが、実は、娘danekoは学校を変わろうと思っています。

Mr.B: 今朝、担任の○×先生から初めて聞いて驚いています。すごく急ですね。何か問題がありましたか?理由をお聞きしましょう。

だねこ: Year11になって、CIEのクラスに入れなかったことで、とてもガッカリしていました。これでは希望の大学に入れません。

Mr.B: そんなことはない。これを見てください。

と言って、彼は娘danekoのスケジュール表を見せた。科目ごとに、すべてのクラス編成が載っている。

Mr.B: ごらんのとおり、彼女は英語以外、すべてCIEのクラスです。数学、物理、Social Studiesなど、各教科の担任からとてもよい評価をもらっています。

だねこ: その、英語がCIEクラスでないのが一番問題だと考えています。

Mr.B:  そんなことは、決してありません。英語は今年がんばれば、CIEに入れる見込み十分。どこが希望であろうとも、道は開かれていますよ。


と、彼はCIE(ケンブリッジ・インターナショナル・Exam)のシステムがいかに優れているかということを、滔々と説明し始めた


あらあら・・ガイジンにはよくあること。自説を展開し始めると止まらない。

たぶんdanekoと娘danekoが、「参りました~そのとおり」

と納得するまで、話し続けるであろう 。。。


この理由では、彼は納得しない 。

danekoはまた、無い知恵を絞った


だねこ: ケンブリッジ・システムの優秀さは、十分に分かっているのです。

Mr.B:  (ん?ホント?)Oh! そうですか。

だねこ: しかし、娘は日本の大学に帰りたいと言っており、それにはIB(International Baccalaureate)が断然有利だと分かったのです。 それで、IB校の〇〇校に変わりたいと考えているのです。

彼は、ちょっと考え込んでいた。日本の大学の入学システムまでは知らないに違いない。

なにしろ、この学校の日本人生徒率は、1%以下らしいから・・・

Mr.B:  ・・・それなら、仕方がないですね・・・娘daneko、このフォームをまず、提出しなさい。

といって、一枚の紙を娘danekoに渡した。 退校届だろう

よかった。この理由は有効だった


しかし、記入の説明をしながら、Mr.Bはしみじみと言った。


Mr.B:  ・・・娘daneko、you make me sad.

と、残念そうに首を振るので、danekoもググッと哀しくなってしまった

そうか~ You make me sad. 

日本語だと、「私は、寂しいよ」みたいなところかな?

Mr.Beetonのこのひとことは、danekoの心にずっと残ることになった。


勘違いとは思うが、本当に娘danekoに期待してくれていたのかも


当の娘danekoは、なんてことない風に受け流している


Mr.B:  娘daneko、大学に入ったら、そして学位を取ったら私にメールしてくれると嬉しいんだが。 将来を祝福するよ。


との優しい言葉にも、娘danekoは

「はあ~。。。はい」

みたいな感じ^^;


日本人って、テンション低いよね


学校を出るときに、雨がぽつぽつ降りだした


danekoはこの学校が好きだった。

地元では有名な新設ガリ勉学校だが、先生が熱心で娘danekoにもよく目を掛けてくれた。

娘danekoは未練もなく、さばさばしているが・・・


中心街へ戻るバスに乗ったら、もう土砂降りの雨


すごい大降りで、スコールみたい

昼間の快晴のお天気から一転

夏の終わりの夕立だろうかと思ったが、空は異常に暗くなっていた

地震の後に、果たして大雨が降るのだろうかと、後でふと気になったのだった。。。

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