「ドライ・リースリングを」
とテイスティングを指定し、
danekoがここを訪れた理由を話した
だねこ: オークランドにMASUっていうレストランあるの、知ってる?
女主人: あら、知ってるわよ。
と彼女はちょっと身を乗り出してきた
だねこ: そのMASUであなたの泡を飲んで、気に入ったからここに来たの。
なのにさっき、
冷遇されて失望したとは、一応言うまい。。。
女主人: まあ、それはそれは(ちょっとだけ笑み) あそこのトップシェフがここに来たのよ。 それで私のスパークリングを気に入ってくれて、店に置きたいって。
だ: ええ~、ニック・ワットみずから店に来たの、すご~い
とちょっと、この辺で持ち上げておく
いやいや、しかしMASUもワインにこだわっていて、
リストがさほど多くないながら充実していたのは、
セントラル・オタゴまでわざわざ来て試飲していたんだと感心
だ: でも、他の店ではこちらのワインを見た事はあまり無いかも。
そうdanekoのAurumの思い出は、
もう閉店してしまったケヴィンの店で買った、
Aurum Pinot Gris 一本のみだ
それは、けっこう美味しくて、印象に残っていた
女主人は最初の無関心を忘れ、
女: わたしたちもこれまではあんまり宣伝してこなかったけれど、これからはもう少し私たちのワインを売り出そうと思ってるのよ(^_^)v
にしては、この愛想のなさって。。
だ: ところでこのリースリングのヴィンテージは2009年しかないの?
女: いいえ、もっと後のも有るけれど、今はこれを売ってるのよ。
この質問、女主人にとってはあまり嬉しくなかったらしい。
2009が残っているので、古い方から売り切ろうと思っているのだろう。
danekoにそのココロを見抜かれたくないようであった
しかし、2009年のリースリング、NZではちょっと貴重で、ピークを過ぎてさえいなければ、悪いことはちっとも無い。
danekoはひととおり試飲させてもらい、
リースリングは、なかなかのできだった
が、
danekoは、ここでワインを買うべきか、かなり迷っていた。
Aurum本家に来れたのは嬉しいけれど、この不機嫌な女主人をいたずらに喜ばせる気はしなかった。
昨晩頂いたワインが2本あるから、機内持ち込みはもうあと1本くらいしか無理か。
1本だけ、お土産に持って帰る手もあるが、
どうせなら、泡とリースリングを6本または12本買って帰ろうと、元々考えていたのである。
それが不機嫌な女主人のせいで、買う気が失せてしまった。
まったく、このワイナリーのかんばしくない売れ行きのこと、
葡萄畑を縮小したとかナントカ、
他のワイナリーを 巡るうちに小耳にはさんでいた噂のせいもあり、
なるほどねえ。。という感じ。
さあしかし、買うべきか、買わないべきか ⁇
danekoの迷いを見透かすように、女主人は機嫌のいい声になって、
女:何を迷っているの?
と聞いてきたので、
だ:ワインをどのくらい買うか迷ってるの。
と正直に打ち明けた。
だ:機内持ち込みはもう一本しか無理だし、チェックイン荷物で預けようかどうしようか。。。
女: あら、それなら迷うことないわよ。ウチは6本以上でオークランドまで送料無料なんだから。
と、やっと商売モードになってきた女主人であった。
遅い、遅過ぎる
なんだかふだん、テイスティングのみで、
ワインを買ってくれないお客に疲れ果てているような、そんな態度だった。
しかし、そんなことdanekoの知ったことじゃない 。
だ: わかった。じゃあ、泡を4本とリースリングを2本ね。
本来のdanekoであれば、12本買うところだが
愛想の悪さで半減だあ
こうやって、このワイナリーはワインが悪くない割に、儲からないというわけだ。
商売とは難しい
daneko有限公司を曲がりなりにも経営するdaneko、
6本のワインを嬉しそうに梱包する女主人を見ながら、
他人事と思えず、
まるで今日のお天気のように、
湿った重たい気分になってしまったのだった
ブルーなdanekoはしかし、その後すぐに、
不機嫌な女主人の不機嫌の起源を知ったのである⁉︎
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