魔のシドニー紀行(>_<)31・娘daneko絶体絶命編2



毒虫のいないニュージーランド、

早く帰りたいよ~(T_T)



オークランド便に乗れないかもしれない!!


これまでも、とんでもない珍道中であったが、

この最後の最後に、最大のピンチ!!


娘danekoは、NZ航空カウンターのおねえさんに聞かれ、

いろいろ説明している。


自分のNZへの入国理由(留学だ)。

通っている学校の名前やコース、期間など・・

学生証も財布から出して見せている。


これは、NZに不法就労で来ているのではないことを、

証明するためだ。


この状況、

ニュージーランド航空が、

NZ移民局のシドニー出張所をやっている。



と、そんなイメージで考えてもらえると、

danekoたちがここで足止め喰っているいきさつがわかりやすいかも。


また、ちょうど不都合なことに、

娘danekoは大学の学生ビザがまだおりる前で、

 

休みを利用して「大学準備コース」という

12週間のコースを選択していた。


12週間だと、学生ビザもいらないから、

ビジタービザ(いわゆる観光ビザ)のまま、

NZに滞在していたのだった。




どうしよう。。。


見たところ、カウンターのおねえさんは、

チェックイン機のおねーちゃんよりだいぶ偉いらしい。


danekoは無い智恵をしぼった。


どうしても、娘danekoを連れて、NZに戻りたい。


オーストラリアに旅行に来て、

娘だけ日本に強制送還なんて、


日本の同居人に顔向けができないゾ(ー_ー)!!

(そこか。。。)



「あ、そうそう、帰りの航空券があればいいんじゃない?」

と、試しにおねえさんに言ってみた。


「そうすれば、NZに再入国できるでしょ?」

原理的には、そうなのではないか?


すると彼女は、どこかへ電話をかけ出した。

この件で問い合わせをしているらしい


ビジタービザというのは、期間3か月。

必ず帰国の航空券を持っていなければならないのだ。



おねえさん: で、娘さんの航空券は持ってるの?


(む、やっぱ航空券があればいいのかな?)


だねこ: だって、持ってないと、そもそもNZに入国できないでしょう?

と、当たり前だと主張するdaneko。


最近では、日本の出発空港のカウンターで、

ビザの種類を必ず確認され、


もしビジタービザなら帰りの航空券を提示しなければ、

NZ行きの飛行機にさえ乗れないシステムになっている。

 

幸い娘danekoは、

高校卒業後にチョットの間日本に帰国する際、

次回帰国のチケットを購入して持っていた。


お: なら、帰りの航空券を見せて。

だ: 今は持ってないけど、間違いなく購入してるから。

お: 今見せてくれないと、搭乗はムリよ。


。。。danekoは娘danekoに聞いてみたが、


紙のEチケットなど持っていない。


シドニーを往復するのに、

そもそも必要と思っていなかった。


ああ・・お腹が空いた。。


朝ごはんは、デブ女上司のホテルで食べるには時間が早く、

チェックイン手続してすぐ食べようと思ってたのに(T_T)


娘danekoも懸命におねえさんに訴えている。


・航空券を持っていること。

・12週間のコースが終わってから、

・ニュージーランド航空でまた日本に一時帰ること。


オセアニア人は子どもに弱い。

そして、日本人は歳より幼く見える。


娘danekoの必死な訴えに、

ちょっと心を動かされたのだろう。

おねえさんは、娘danekoに答えた。


お: 日程と便名をおしえてくれれば、予約を調べてあげる。


ムスメはdanekoに便名を聞いてくる。


そんなこと、日付はわかるが、便名なんてわからない。


だ: 帰国日は、○月○日、便名はわからないけど、オークランドから成田は一日一便しか・・

娘: まま、便名、自分で調べないと!


娘danekoはdanekoに向かって怒る。

自分でって、そういわれてもね。。。



うん?


そうそう、

danekoは自分の帰りの航空券をeチケットで持っていた。

パスポートと一緒になっていたのだ。


オークランドー成田の直行便は、いつも同じ便名のはず。

見ればNZ99便である。


それを娘danekoにおねえさんに伝えさせた。


ほっ、よかった。

間違いなく予約は取れているのだから、もうこれでだいじょうぶ。



ところが、おねえさんは、


予約のリストに娘danekoって名前はないわよ。


と言ってくるではないか!!


だ: そんなはずないから。絶対に予約してあるし!


なぜだ! なぜ娘danekoの名はリストに無いのだ!


休暇でシドニーに行ってたからって、

海のもくずのように消えたわけではあるまい(?_?)


だ: もう一度、よく調べて。スペリングは・・


と、紙に書いて渡す。


こちらの人は、

日本人の名前のスペルをしばしば間違えるから。


しかし、

やっぱりないと、おねえさんは首を振った。


このとき、danekoは忘れていたのだ。


今回の帰国は、2人とも別々の日で、

danekoは日本直行便だったが、

娘danekoの予約はシンガポール経由、福岡行きだったことを。


だ: 間違えてました。オークランドからシンガポール行きの便だった!

娘: シンガポールを経由して日本に帰国するようになっていたんです!


よかった、思い出して・・・


と思ったのもつかの間、


おねえさんは親切にも、

オークランド発シンガポール行きの便を調べてくれたが、


やはり、というか不思議なことに、

娘danekoの名前は無いというのだ。。。


娘daneko、絶体絶命!!



とうとう、明日で完結します(^o^)


続きはこちらをどうぞ〜♬


魔のシドニー紀行(>_<)32・最終章

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