フレンチカフェ。。。
イデン・テラスにひっそりとたたずむ。
昨日の記事でも書いたが、
数々のアワードを受賞し続ける、
オークランドの宝石のようなレストラン(^o^)
と、キウィの評論家たちはいう。
そして、店のレビューにも、
Fabulous
Amazing
Class
Simply the Best
などという感想が並ぶ。
danekoがここ、フレンチカフェに訪問したのは、
2015年のことであった。
約2年半ぶりに、そのドアを開けると、
そんなに変わらない空間が広がっていた。
昨日もアップしたこのダイニングルームで、
念入りに時間をかけてドリンクを選び、
やはり一杯目は泡を、ということで、
スペインのカヴァにした。
シャンパーニュはルイ・ロデレールしか無かった(^_^;)
ドリンクを頼むと、
すかさずひとくちおつまみがやってくる。
これは、サービス。
右上の小窓の奥に見えているのが、
オーナーシェフのサイモン。
NZの飲食業界では超重鎮ではないか(?_?)
右は、ひとくちシーザーサラダ。
左は、コーンバターのタルト。
これでちょっとお腹ができます。
腹ペコで入店する人にはよいのかも・・
danekoは早くも後悔していた(-_-)
前日のグラタンの残りを昼に食べたことを。。
フレンチカフェには、
お腹ペコペコで行かなくてはならない(ー_ー)!!
さてさて、ここからが本番。
本日は、4コースのアラカルト。
これ、娘danekoのキングフィッシュのセビーチェ。
最近のオークランド、セビーチェ流行りである。
刺し身のような薄切りの魚に、
各種お酢やオイルやハーブに野菜。
これは、ココナッツの風味が効いている、
ちょっとタイ料理のようなテイストであった。
キングが厚切りだったので、
ちょっと臭みがあったと娘daneko。
イヤな客かも知れませんね(^_^;)
danekoの第一前菜は、ラム。
スモークが効いていて、ラムの臭みはない。
グリーンの点々は、ババガナッシュ。
中近東のスモーク茄子のハマス。
ばっちりdanekoの好みであった。
ワインは、セントラル・オタゴのピノ・ノワールを。
Mt. Edward 2015
これは100ドルちょっとだけど、美味しい(^^)v
女性のソムリエさんと相談して選んだ。
お店で焼いているパン。
サワドゥです(^^♪
バターはスモークドとフレッシュのバター。
ふつうに美味しかった。
さて、第2前菜に続く。
ふたりとも、同じものを。
クレイフィッシュの第2前菜。
黄色いのは、コーンのソース。
スープは、日本の出汁だって。
黒いのは、海苔のような海藻。
ま、日本のお椀をイメージしてるのかな?
The Groveでもこんなのが出てきたなあ・・
日本人なので、お出しの閾値は高いdanekoたち。
特に感動するほどではなかった。。。
娘danekoのメイン。
アンガス・ビーフ。
手前の白っぽいのは、ポテトです。
味噌のソースに、トッピングはぜんまいのような感じ。
火入れはミディアム・レアでお願いしたけれど、
さすが、ちょうどよく仕上がっていました(^^)v
danekoのメインは、鯛。
けっこう厚みがあって、ボリューミー。
たっぷりと載せられたローストナッツと、
カリッとした鯛の表面が香ばしい。
ソースも過度に主張するわけではないけど、
いい具合にオランデーズ風ですね(^o^)
この店は、なんというのだろう、
ヌーベル・フランスの調理法と、
ニュージーランドの素材感を適度に活かし、
独自の料理ワールドを作っている。
量はたっぷりなので、
danekoたちにもちょっとキツいくらい。
次回はホント昼抜きで来なければならぬ(-_-;)
これは、アヴァン・デセール。
デザートに移る前の、前座。
とはいえ、ソルベなどで口の中をリフレッシュする、
重要な役割を果たしている。
daneko的には、上のサブレは不要かな。。。
もうカロリーは必要ないよって(笑)
4皿目、danekoはチーズ。
左から、
ブルーチーズ、コンテ、ウォッシュタイプ、もう一種ハードタイプ、
エダムだったかな・・
だがしかし、なんだろう、
特筆すべきものは無かったように思う。
Sabatoでふだん厳選してチーズを買っていると、
知らず知らずにNZのレストランより、
いいモノを食べてるのかも?
娘danekoのチョコレートのデザート。
チョコは、ベルギー産だったので、
これは仏ヴァローナのチョコレートよりもGOOD。
やっぱチョコはベルギーですね♬
NZでベルギー産のチョコはまだ珍しい。
これから増えてくるのではないかな。
まあしかし、デザートの総合力としては、
それほど感動したわけでもなかった。
この4コースで、ひとり130ドル。
量も多いし、アミューズ3品もあったし、
NZのファイン・ダイニングとして高いとは思わない。
味も、クレームを付けるようなものは一つとしてない。
なかなか完成度が高い店だ(^^)v
ただ、
danekoはこの店の料理ジャンルが今ひとつわからず。
ニュージーランドは素材天国だ。
ここ数年でお魚がグンと美味しくなったし、
いまや銘柄牛も羊も鴨も鹿も、
そしてもちろん、野菜やキノコもよりどりみどり。
そんなNZ産素材を前面に出しているのはわかるが、
料理そのものは、何を目指しているのだろう。。
基本はフレンチのようであり、でもかなり頻繁に、
エスニックな素材が出てくる。
コリアンダーやクミン、ターメリックなど、
スパイスも無国籍に使った料理。
それは、なんだか不思議な感じだった。
制約のない料理が、この国には多いけど、
それってお客にとってはどうなのだろう。。
単に美味しければいいのだろうか(?_?)
前回、この店で食べた時、
その料理の記憶が不思議なほど残っていなかった。
danekoはそれを、
そこまで空腹でなく訪問したためと思っていた。
しかし今回は、昼を食べていたとはいえ、
ディナーを食べれる体制だったのに、
またもや、料理の記憶は薄いのである(-_-;)
あとに残るのは、ただ、
「フレンチカフェに行った(^^)v」という高揚感か。
きっとそんなキウィのお客さんも多いのではないか。
そんな、プレミアムなお店だもんね。
そう、料理ジャンルは無国籍でもいい。
ただ、店の目指す方向性は見えたほうがいい。
danekoはそう思う。
そうでなければ、いつどんなときに、
フレンチカフェに行きたくなるだろう?
記念日?
とっておきの日に、大切な人と(?_?)
たしかにあの空間はシックで落ち着いていて、
アニバーサリーを祝ってもらうのにいいだろう。
でも、danekoは料理そのものを楽しみたいのだ。
となると、
フレンチカフェは、よくわからない存在。
しかし、娘danekoは気に入ったようなので、
また再訪してみよう。。
カフェでないのに、フレンチカフェ。
その料理の謎がわかるまで(^_^;)
French Cafe
210 Symonds St, Eden Terrace, Auckland
【しろねこに座布団ポチを♪】
謎が解ける前に出バラになるワヨ(-_-;)
関連記事
- いざフレンチカフェ! 前哨戦(^^ゞ
- Cheap Eats ベスト10のトップバッターはTakara(^o^)
- アロータウンのくろねこさん
- あのフレンチカフェの、プライベート・ダイニングを見せてもらいました(^^)v
- スズメもデブる、ニュージーランド(^_^;)
コメントを残す