The Fall of the Queen’s Rise
いやいやいや・・
「ベルリンの壁崩壊」のもじりでしょうか?
1989年だから、知らない読者様もいらっしゃる?
あ、歴史で勉強してますよね。
昨日の記事、Queen’s Riseについて、
調べていたら面白いWEB記事があったので、
ちょっとdaneko的に考察してみました〜。
って、
そんな大げさなものじゃないけど(^_^;)
もくじ
新しい聖地となるはずだった
ニュージーランドのWEBメディア、
スピンオフの記事によれば、
このおしゃれフードコート、Queen’s Riseは、
・豪メルボルンのレーンウェイ
・ニューヨークのチェルシー・マーケット
にも匹敵する、
オークランドの食シーンの聖地となるはずだった。
ま、「聖地」っていう表現はちょっと大げさだけど、
最近のNZでは、
Precinct (聖地)っていうネーミング流行ってますね(^_^;)
記事の出だしは、こんな感じ。
スクショだから、リンク飛びませんm(_ _)m
つまり、新しい食の聖地となるはずだった、
Queen’s Rise は当初の予想とは全く違う、
凋落の道をたどっていると。
派手なオープニング・イベントをやったが
オープンは、2018年6月。
鳴り物入りで、オープニング・パーティをした。
招待客は、各種メディアの人々。
タダで飲み放題・食べ放題。
そして、喜んだメディアの人々は、
自分たちの媒体にちょうちん記事を書きまくった。
NZヘラルドなどは、
オークランドのトレンディなニュー・ダイニング・ハブ
だとか、
今一番熱い食通たちのデスティネーション
などとほめちぎって書いたと記事にはある。
それが、いまや閑古鳥が鳴きまくるありさま。
いったいどこが間違っていたのだろうか??
ターゲット設定の失敗
ここから先は、danekoの勝手な考察。
だいたいね、
オープニングに、メディアなんぞ呼んでも無駄!
なぜって、シティのフードコートなんですよ。
ターゲットは、シティのオフィスで働く人たち。
それも、ちょっとだけアッパーな層を狙っていたはず。
インテリアへの投資がそれを物語っている。
そうであれば、
引退した年寄りしか読まないようなオールドメディアを呼んでどうする?
紙媒体の新聞とか、若い人は読まないんじゃ?
呼ぶならWEBメディアか、インフルエンサーでしょ?
インスタのフーディたちも招待されたのだろうか。
しかし、Queen’s Riseの、SNSでのヒットはすごく少ない。
オークランドのグルメたちの間でも、
もはや、話題にはなっていない存在なのだ。
danekoであればどうするか
もしも、
不肖danekoがオープニング・イベントをやるとすれば、
メディアの人々にタダ飲み&タダ食い
などさせない(ー_ー)!!
告知には、各種SNSを使い、
一般の人を集めるのだ。
中にはインフルエンサーももちろん含む。
そして、その人達に、実際におカネを払ってたべてもらう。
そうしなければ、コスパなどわからない。
だって、ウィークデイのランチでしょ?
コスパが最重要じゃありませんか(?_?)
娘danekoが働いていたロー・オフィスでも、
弁護士さん達だってランチにそんなおカネを出さないよ。
ボスのおごりなら別だけど、たまにしかないし。
ましてや、一般職の女の子たちなど、
5ドルの寿司やマフィンなどをお持ち帰り。
テイクアウェイしてオフィスで食べるのがふつう。
ドリンクならオフィスで飲めるからね。
特にビンボーというわけじゃなくってもですよ。
(娘danekoはビンボーだが。。)
で、話は戻ってオープニング・パーティだ。
danekoなら、パーティなどしないで、イベントにする。
SNSでつのった参加者たちに、
ドリンク券を配るのだ。
1ドリンクじゃしみったれてるから、
2ドリンク券がいいかな。
そして、ドリンク券が使えるのは、
ビール、ワイン、ソフトドリンク、コーヒー。
などなどに限定する。
カクテルの大量注文とか来たら、
お店側がパンクするからね。
あとは、それぞれに、
好きなものを頼んで食べてもらい、
感想やコメントをもらうのだ。
SNSであれば、
# ハッシュタグを決めて発信してもらうとか。
とにかく、主要メディアじゃないんですよ。
意見を聞くべき人間は。
いかにおしゃれだとは言っても、
しょせんはフードコート。
ターゲットはシティを歩く普通の人々なのだ。
そこを、運営会社は最初っから間違った。
ボタンの掛け違いである。
メディアの人々に、タダで食べさせたって、
あの人達はごっつあん体質。
タダで飲み食いするのに慣れきっている人種なのだ。
フード有料のパーティなんかに来ないだろうね。
値段設定の間違いもわからない?
だいたい、どの店も値段が高い。
昨日の記事のPANDAでも、
麺や飯メニューが15ドル〜18ドル。
そこからさらに、トッピングで、
おカネを取ろうっていう魂胆が見え見え。
隣の地中海系の店は、基本のサラダが18ドル。
肉や魚のトッピングは各種6ドル。
そんなランチ、しょっちゅう通えるわけがない(-_-)
daneko方式で、一般人の感想を集めておけば、
いかにこんな値段設定がアホらしいかわかったはず。
オークランド・シティのランチ相場はずばり!
ドリンク込で15ドル!
あるいは、ドリンクを頼まなくていい店で15ドル未満。
この予算で、Queen’s Riseで食べれるものというと、
やっぱPANDAの餃子とか安い麺になっってしまうよね(^_^;)
このへんのお財布感覚、
運営サイドは読めなかったんだろうな。
ニュージーランド人はケチだ(もちろん移民も)
ウィークデイのランチにお金は出さない。
ま、当然の庶民感覚でしょう。
観光客にも来てもらうようにするなら、
路面店じゃない、2階のフードコートは厳しいね。
しかも、この記事の続きにあるが、
このビルは食べ物の看板を表に出せないらしい。
ホラね。この左の写真。
フードは、クイーンストリート側には出てない。
Queen’s Riseがなんなのか、ほんと分かりにくい。
スワンソンストリート側は、看板が目立たない。
この看板規制。
運営側もちょっと想定外だったようだ。
いやいやいや、
事前にふつう調べるでしょ?
とにかく、ここの値段設定は高過ぎる。
いかに、シティのど真ん中であれ、フードコートなのだ。
20ドル以上出すなら、もっとちゃんとした店もある。
好きな席には座れない
とってもお洒落な内装なのだ。
しかも、ゆったりとした席間隔のスペースも多い。
ただし、問題は、
フリーに座れる席が少なすぎる(~_~メ)
そして、フリーで座れる席とは、
おしなべて、オシャレではないのだ。
この席も、この店のものしか食べれない雰囲気。
なんだかねえ。。
もはやフードコートのポイント外してるよね、こういうの。
気軽さ
というフードコートの一番の良さが、
Queen’s Riseには無いのである。
これも、
danekoは重大なマイナスポイントだと思うけど。
ま、食べに来る人のことなんか、
知ったこっちゃない、というのがよく現れている。
きっと運営会社の意思決定者たちは、
フードコートで食べることなど無いのであろう。
学生の頃、
フードコートで仲間と食べたマックを思い出してほしいものだ。
11区画のうち、7店舗しか埋まってない
と、いうわけで、
ここQueen’s Riseは、2020年2月現在、
7店舗しか入っていない。
11区画のうちの、4店舗は空いたまま。
その中には、
運営側や物件オーナーとの意見の合意がないままに、
オープン目前にして去ったレストランもあると。
そして、家賃もしくは管理費の滞納で、
運営会社からロックアウトされ、
一時休業をよぎなくされたという店も。
上記、記事中には具体名は出してなかったが、
その後、Twitterを見て、パンダのことだとわかった。
へええ〜、パンダ、大変だったんだね(@_@)
しかも、ロックアウト解除後、
ロックアウト中の家賃も支払わされたのだそうで、
この商業施設、
あこぎな運営姿勢に飲食テナントたちもプンプンだという。
いやはや、いつまで保つのでしょうか、ここ。
と思ったら、がぜん興味が湧いてきた。
食べたいものはほとんど無いけど、
ときどき覗いてみようかな。
怪しい兆候を見かけたら、ブログでお知らせします♬
※注:Queen’s Riseは2021年現在、PANDA一軒のみが営業しています。
アクセス
Queen’s Rise
クイーンズ・ライズ
125 Queen Street, Auckland CBD, Auckland
【しろねこにポチ感謝です(^o^)】
にほんブログ村
danekoってホント野次馬よネ、猫なんかじゃないワ(-_-メ)
関連記事
- オークランド・シティ中心部、お洒落なフードコートで大失敗!
- Newmarket Westfield・客層が不釣り合いの、超オシャレなフードコート
- お腹すいた~!ときのワンバイト。たまたま特価(^_^)v
- 食いまくり@ノースオタゴ
- 10ドルランチ第2弾!Miyaki Teriyaki の唐揚げ丼\(^o^)/