さてさて、
danekoのニュージーランドホテル隔離日記も、
無事最終日のDay15を終えたのですが、
本日は、番外編としまして、
読者様にクスッと笑っていただきたいワインの話題を、
danekoが飲んだワインリストとともにお届けします!
もくじ
14日間でこんなに飲みました!
隔離ホテルのアルコール事情。
1日に一人につき、
一本のワインが買えることは、
過去記事に書いています。
ま、ワインがお好きでない方には、
ビール4本、もしくは、
サイダー(アルコール入り)4本でもいいのです。
これが、1日に買える=飲める酒量。
なかなかに、隔離ホテルも大盤ぶるまい?
え?
アル中の人には辛いだろうって?
そ、それは・・・
どうするんでしょうね?
そういや最近のニュースで、酒を買いに行くために、
ホテルのフェンスを飛び越えて捕まった人がいました。
でもdanekoには、この酒量制限、
十分過ぎるほど。余裕しゃくしゃく。
とはいえ・・
![isolation hotel 2020 wine bottles](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2020/07/isolation-hotel-2020-wine-bottles.jpeg)
じゃじゃ〜ん!!!
14日間にこれだけ飲みました。
ボトル5本。よく飲んでます。
だいたい、3日で一本ペースということで、
配分した隔離ワインライフだったのですが、
オンライン飲み会が2度ほどあって、
そのときにはけっこうワインが進みました。
やっぱね、ワインという飲み物、
しゃべる相手がいるとがぜん美味しくなるのです♬
ワインの銘柄とお値段は?
この、オークランド空港近くのホテル、
ワインは1銘柄しか売っていなかった。
MUD HOUSE
マッドハウスという、けっこう大手のメーカー。
種類はたくさんありましたよ。
ピノ・ノワール、シャルドネ、
ソーヴィニヨンブラン、メルロ。
danekoは買わなかったけど、
カベルネ・ブレンドにピノ・グリもありました。
気になるお値段は、
ピノ・ノワール 50ドル
その他 29ドル。
アレ?
なぜにピノ・ノワールだけお高いの?
と思ってラベルを見ると、
![isolation hotel 2020 wine bottles](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2020/07/isolation-hotel-2020-wine-bottles.jpeg)
ピノ・ノワールだけ別のレンジでありました。
左から2番めと一番右。
ちょっと上のレンジらしく、お値段も高め。
いえね、ホテルのレストランで、
50ドルというお値段でピノ・ノワール。
そんなに高いわけじゃないんですよ。
ただ、今は隔離中のお客しかいないわけだから、
ワインって、部屋で飲むわけで。
自分で開けて、自分でグラスも準備をし、
誰かが注いでくれるなどというサービスもなく、
気の利いたつまみを注文できるわけもなく。。
danekoは、
レストランのワインというのは=サービス料込み
だと考えているから、
そうなると、
50ドルで瓶を「ハイッ!」って渡されてもね・・
と思うわけであります(ー_ー)!!
実際その50ドルのワインを検索したところ、
酒屋でもオンラインでも、16〜17ドルであった(-_-;)
これはけっこうショックですね($・・)/~~~
ワインも隔離ホテル値段だったのであります。
29ドルの方は、市価13〜14ドルとこれまた半額以下。
でもまあ、50ドルワインよりはお得かな(^_^;)
だいたい市価の2倍くらいってことで。
シャルドネが安くなっていた!
さてさて、まだ隔離も中盤戦であったdanekoが、
2本目のワインを買いに行ったときのこと。
こんなやり取りがあったのだ。
この日はシャルドネを買いたくて行ったのだが、
お店のおにーさんは、29ドルだという。
アレ? メニューには45ドルとあるのに。
![](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2019/02/danekos.jpg)
え? 29ドル? 45ドルじゃないの?
と、手元のメニューを指差し、danekoは言ったのだ。
「ヤッタ!得した!」
という局面だったのかも知れないが、
ワインだけにはうるさいdaneko。
29ドルと聞いて、
安いレンジのシャルドネをつかまされたかと疑ったのだ。
シャルドネというのは、一般的に言って、
ピノ・グリやソーヴィニヨンブランよりも値が張るもの。
29ドルというのは、
ホテル値段としてはちょいと安いと思ったのだ。
バーのおにーさんは、詳しくは知らないらしい。
ボトルを持って奥に引っ込み、誰かに聞いてるようだった。
そして、戻ってきて、
「このシャルドネは29ドルに間違いない」
とdanekoに伝えたのだ。
おかしいなあ。。
メニューには45ドルとなっているのに。
danekoは、45ドル支払ってもいいので、
美味しい方のシャルドネが飲みたかった。
シャルドネというのは、ケチった分がすぐ味に出る。
![](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2019/02/danekos.jpg)
もっと高いのがあるんじゃないの?
と、食い下がると、
おにーさんは、奥の冷蔵庫を探り出した。
バーのおねーさんもそこに加わるが、
どうやら、売り物のシャルドネは一種類らしかった。
ちぇ、
奥からいいのを出してくれれば高くても買うのになあ。。
とどこまでも未練たらしいdanekoに、
![](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2019/02/boy.jpg)
僕らはシャルドネの値段を下げたんだよ
だからこのボトルで間違いないよ
だからこのボトルで間違いないよ
と、もともと45ドルだったものを、
29ドルに下げたのだということがわかった。
![](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2019/02/danekos.jpg)
テキトーやなあ。。。
誰かが文句でも言ったんだろうか。
誰かが文句でも言ったんだろうか。
このご時勢、ワインの値段など誰でもわかるしね。
ググってみれば、スーパーの値段、オンラインの価格。
大手のワインであればあるほど、
隠すわけにはいかないのである(-_-)
お値打ち週替りワイン
ところで、アルコールメニューには、
ワイン・オブ・ザ・ウィーク
というのがあって、これも29ドルとある。
![isolation hotel 2020 menu](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2020/07/isolation-hotel-2020-menu.jpeg)
過去記事にも貼り付けた、アルコールのメニューです。
ならば・・
![](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2019/02/danekos.jpg)
ワイン・オブ・ザウィークって、どんなの?
と、ついでに聞いてみる。
この次に買うワインのために、敵情視察は大事なことだ。
大体において、そんなに忙しくもない、
単なる隔離中の帰国者であるからして、
急いで部屋に帰らないといけない理由もない(哀しいが)
![](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2019/02/boy.jpg)
ああ、それはね、白がこれ。ピノ・グリだよ
と、おにーさんはピノ・グリのボトルを見せてくれた。
ピノ・グリは、まだ要らないかな。
![](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2019/02/danekos.jpg)
じゃあ、赤ワインはどれ?
と身を乗り出したdanekoに、
彼はメルロのボトルを見せたのだった。
へえ〜、お得なワインも、
同じマッドハウスのシリーズかあ。
もっと安ワインかと思ってたので意外。
これは、滞在中にメルロでも試そうと、
次の楽しみを見つけ、部屋に戻ったdanekoであった。
ワイン・オブ・ザ・ウィークの謎
その後、シャルドネのあとに、
ソーヴィニヨンブランを買った。
しかし、思ったほどは進まないので寂しくなり、
もう一度、ピノ・ノワールを買おうと出かける。
ピノ・ノワールはエリア限定もので良い出来だったのだ。
ワインを買い出しに行くのは、夕暮れが多い。
そうそう、昼間はPCR検査の結果を待っていたから。
![](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2019/02/danekos.jpg)
ピノ・ノワール、くださいっ!
と、カウンターのオニーサンに話しかけると、
この日は別の人だった。
![](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2020/02/img2.png)
ピノ・ノワール? ちょっと待ってて。
と奥の冷蔵庫に行き、持ってきたそのボトルは、
メルロであった。 おいおい・・・
![](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2019/02/danekos.jpg)
違うよ、これ、メルロだよ。。
と、指摘したdanekoに、彼はおや?とボトルを見て、
慌ててまた冷蔵庫に戻っていった。
ピノ・ノワールのラベルは他のと違うから、
遠目からでもわかるのである。
![](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2020/02/img2.png)
こっちのメルロも美味しいんだよ
と、オニーサンは言い訳しつつもメルロ推しのようであった。
そう、確かメルロはワイン・オブ・ザ・ウィーク
だったはず。
折しも、この日は週末が近づいていたのだ。
danekoには、確かめておきたいことがあった。
![](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2019/02/danekos.jpg)
あのー、来週になったらウィークのワインは変わるの?
来週になると、
メルロがお得プライスから外れるかもしれない。
そんな危惧から聞いてみた、セコいdanekoであった。
だが、おにーさんの答えは、
![](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2020/02/img2.png)
いや・・来週も同じワインだよ。赤も白も。
ええ?? ってことは・・
![](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2019/02/danekos.jpg)
もしかして、来月になると変わるの?
月末を控えていたので、もしかすると、
週替りでなく、
面倒なので月替りにしてるかもしれないと思ったのだ。
ニュージーランドらしいでしょ?
が、そうではなかった。
![](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2020/02/img2.png)
いや・・来月も同じワインだよ。。
と、おにーさんは照れくさそうに言った。
なんだ? それじゃあ、
ワイン・オブ・ザ・ウィークの意味ないよね?
ずーっと同じ顔ぶれのワインが、
ワイン・オブ・ザ・ウィークとして売られているのだ。
(?_?)(?_?)
まあ、百歩譲って、お客は隔離者だけですからね。
2週間でみんないなくなってしまうから、
ずっと同じラインナップで問題ないということなのか?
danekoがポカーンとしていると、
オニーサンは、奥からワインを沢山持ってきた。
![](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2020/02/img2.png)
ピノ・グリとメルロって言ったけど、
その他のワインも29ドルで出すよ!
その他のワインも29ドルで出すよ!
と、danekoの目の前に、
ズラズラっと、赤白のボトルが5本も並んだ。
だからってね、
1日一本しか買えないんだけど(^_^;)
![](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2020/02/img2.png)
また明日、買いにくればいいよ〜(^^)v
と、おにーさんは、
アルコール摂取を推奨してはばからない。
さすがに明日は来ませんけどね。
danekoは、50ドルのピノ・ノワールを、
予定通り支払って部屋に帰った。
にしても、テキトーなオペレーションである。
人によって違う、ワインのお値段?
その後ふたたび、
隔離もあともうちょっと、という頃になり、
danekoはメルロを買いに行った。
メルロは29ドル。
週は変わっているけど、
いまだワイン・オブ・ザ・ウィークのはず。
ところが、出てきた別のおにーさんは、
メルロが45ドルだというではないか!
danekoは焦った。
しかし、
さんざん敵のテキトーなオペレーションに、
翻弄されがちだったこの日々である。
![](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2019/02/danekos.jpg)
この人が間違っているかもしれない。
いや、多分そうに違いない。
いや、多分そうに違いない。
と、danekoは彼に説明した。
・メルロはワイン・オブ・ザ・ウィークだと言われたこと。
・週が変わっても銘柄は変わらないと言われたこと。
・よってお値段は29ドルのはず。
という、3段論法?である。
おにーさんは、すぐに奥に引っ込んでいった。
奥には、値付けに詳しいマネージャでもいるのだろう。
そして、戻ってきた彼は、
danekoの言うことが正しかったと、
ソーリーといって、29ドルをチャージしたのだった。
当然である。 こちとら、
間違いの無いよう、ちゃんと言質をとっているのだ。
人によって変わる日替わりワイン・プライスでは、
高いワインを買わされた客もいるのでは?
怪しいな〜、と内心いぶかっていると、
ワインの値段に詳しいんだね。
ボクよりよく知ってるじゃないか。
そりゃそーだ。
ここで、唯一のお買い物と言えるのがワインである。
その大切なワインが、
人によって29ドルになったり45ドルになったりするのであれば、
警戒するのは当然だ。
ま、お値段下がる分にはかまわないんですけどね(^_^;)
大事なおカネを有効に使って楽しまなくっちゃ。
隔離ホテルのワインリスト
それでは、おまけ。
danekoが飲んだワインをつぶさにご紹介。
ワインに興味ない人は飛ばしてくださいね。
![isolation hotel 2020 wine PN](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2020/07/isolation-hotel-2020-wine-PN-.jpeg)
ピノ・ノワール 50ドル。
ぶっちぎりで美味しかった。
3日たっても雑味がそれほど強くない。
腰のしっかりしたピノ。
これ、16ドルなら買いですよ。奥さん。
![isolation hotel 2020 wine CH](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2020/07/isolation-hotel-2020-wine-CH.jpeg)
シャルドネ。2019。
これ、市価は12ドルくらいらしい。
その割には、飲めるシャルドネであった。
酸味がちょっと尖っているし、
軽〜いタイプなのでシャルドネ好きには物足りないかもだけど、
12ドルならじゅうぶん買いではないだろうか。
ふだんの家飲みワインに、
サカナや鶏肉の料理に合わせるとよい。
あ、でもお刺身や南蛮漬けにはキビシイです。
シャルドネは、醤油や酢との相性が悪いのでご注意を(^_^;)
![isolation meal 2020 day14 wine](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2020/07/isolation-meal-2020-day14-wine.jpeg)
メルロ。 2019。
これも、10ドルちょっと。
その割には、味わいはまとまっている。
柔らかな、メルロ特有の口当たり。
ちょっとダークなフルーツの香り。
タンニン(渋み)も柔らかく、
肉料理やチーズに合わせやすい。
そして、かすかな胡椒の香り。
今回のホテルの料理では、
スパイシーなメニューにもよく合っていた。
これまでの自分なら買わないワイン。
そういうものを試せたのも貴重な体験。
なにより、部屋で一人飲むことで、
じっくり落ち着いてワインと向き合うことが出来た。
だが・・・
このマッドハウスの反動で、
隔離ホテルを出所したdanekoは、
ちょっとお高級なワインを飲みまくるのである(^_^;)
ちゃんちゃん。。
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隔離ホテルって、酔っぱらいだらけカシラ(?_?)
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帰国者隔離ホテル滞在記、全額政府負担ということで納税者としては複雑ですが、danekoさんは長くNZ経済に貢献し、なおかつ情報も提供してくださっているので、興味深く拝見させていただきました。それにしてもワインがMUD HOUSEのみとは、プルマンやクラウンプラザだったらもっといろいろあったのかなと思うと残念です。そういえば、フェンスを壊して脱走までした南島の男性が買ったワインはピノだったそうですね。
kanchanさま、コメントありがとうございます。
納税者には確かに微妙な、隔離ホテルの全額政府負担。有料化もなかなか骨子が決まらないようですね。
>それにしてもワインがMUD HOUSEのみとは、プルマンやクラウンプラザだったらもっといろいろあったのかなと思うと残念です。
おっしゃるとおりです(笑)
ただ、ホテルには他のワインの在庫もありました(チラ見したところ)が、隔離者が買うのはこのくらいの価格帯だろうとマッドハウスに絞ったと思われます。
たしかに、プルマンやクラウンプラザであれば、もっといいワインも買えたかもしれませんね!
南島の脱走者、ピノを求めての逃避行とはなかなかロマンが・・
が、いくらワイン好きの私でも、ピノ買って逮捕されたくはありませんけど(^_^;)