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パーネルで超人気!Woodpecker Hillはメニュー選びにご注意を(^_^;)
さて、今やパーネルの超人気レストラン、Woodpecker Hillで、
ラムカリーが臭いと正直な感想を述べてしまったdaneko、
テーブル担当者(米ユタ州出身)は即座にその残りをキッチンに持って行き、
数分後、女性マネージャがdaneko達のところにやってきた。
彼女、テーブル脇にひざまづいて、でも腕はなぜかテーブルの上。
ま、こんなカジュアルな店だからいいんだけど。
「あなた達のラムカリー、いつもどおりに作ってあるのよ。
どんな風に気に入らない?」
とまた聞かれた。
danekoたちはユタ州にしたのと同じ返事をしつつ、
・自分たちは臭いの強いラムシャンクやラムショルダーの部分が好きでない。
・そしてBBQかつスモークということで、ラムチョップあたりを想像していた。
・オーダーの時に、ラムの部位を確認するべきだったかもしれない。
・しかし、オークランドのファイン・ダイニングで出てくるラムとは完全にレベルが違う。
・それにしても、肉だけならまだしもカリーソースそのものも臭うので食べれない。
などという意見も付け加えた。特に、
「オークランドのファイン・ダイニングで出てくるラムとは完全にレベルが違う」
という部分は強調した。
だって、
ラム肉なんか食べたこと無いアジア人のたわごとだと思われては困る(~_~メ)
そう危惧したので、幾つかの有名レストランの名も具体的に上げた。
そう、36ドルの料理としてはお粗末なラムなのである。
インドカレー屋で、20ドル程度(ライス付き)だったら許すかも。
というのが、このラムカリーの分かりやすい評価であった。
女性マネージャは、ふむふむとdaneko達の言うことを聞き、
「シャンク(すね肉)やショルダーが嫌いなら、このカリーは難しいわね」
とため息をつき、
・シェフに作り直しを命ずるか、
・他のメインを頼み直すか、
どちらかを選んでほしいという趣旨のことを言ってきた。
アラ、料理キャンセルして返金っていうオプションは無いのね(^_^;)
もちろん、danekoはクレームを付けるために来店したわけじゃないし、
3分の1近く食べたカレーの代金をそのまま踏み倒すつもりでもない。
娘danekoもじっとこのやりとりを聞いており、
「まま、別のメインにreplaceするってことじゃない?」
とレストランの方針を読んだので、danekoもそれならと思い、
オススメのメインをマネージャさんに聞いた。
またまた自分のチョイスで地雷を踏みたくないからね〜。
そしたら彼女は「Beef Ribが私は一番好き」という。
Coconut-braised beef short rib, chilli jam, mint, ginger and kohlrabi
with thick house-made barbecue sauce
という超長い名のビーフのメインのことだ。
danekoはスペアリブみたいな料理はそんなに好きでもない。
「このチリジャムって、サイドについてるの?」
と娘danekoがマネージャに聞いている。
ムスメはチリジャムの甘さが好きでないのだ。。
danekoも右に同じだけど。
「チリジャムはサイドよ♪」
という答えにホッとし、もうそのメインにさっさと決めた。
う、ウオウ! なんか悪くないかも。。。
早くもムスメがフォークを構え、かぶりつこうとしているゾ。
食べてみると、ココナッツの香りはほとんど無いが、
肉はものすごく柔らかい。
テーブルに残ったNZピノ・ノワールにこれならベストマッチ。
香ばしいニンニクチップを一緒に口に入れると、しあわせ\(^o^)/
よ、よかった。。あのまま帰らなくて。
天国と地獄が混在するメインメニューだったのだ。
ソースまで臭みが染み込んだラムカリーの後の、どんでん返し。
作り直しを命じなくて大正解(^^)v
こんな成り行きになったのは多少気まずいが、ナニ、
danekoたちはすでに高いグラスワインを4杯も頼んでいるのだ。
店に損をさせているわけでもないだろう。
水しか飲まない韓国人や、お湯しか飲まない中華系とは違うゾ。
世界のグルメとワインを知る、日本からやってきたのだ。へへw
と、精一杯の虚勢を張ってみる。
いやこれ大事。だってね・・・
オークランドの白人キウィ達が作ったレストランって、
やっぱdanekoたちアジア人は基本アウェーな客だもの。
それをなんのコネも使わず出かけて行くのだ。
自分の食とワインの経験値だけを引っさげて、
「あなた達より知ってるよ」ということをさりげなく、時には大胆にアピールしなければ、
NZのレストランでカモにこそされ大事にされることはない(ー_ー)!!
これがこの6年間でdanekoが学んだこと(つ、つまらんな実際・・)
そして今では常連扱いしてくれる店も格段に増えている。
クローズしていく店も多いけどね。。^^;
これ、素直にオススメします。 Beef short rib 40ドル。
お値段安くないけど、2人でシェアすればいいし、
メインもう一つでは多いから、オニオンリングでも取るといい。
え? ここは餃子が有名なんじゃないかって(?_?)
ハイ、そうですが、danekoはオススメしません。。
誰がドミニオンの5倍以上もする、
しかも中途半端フュージョン餃子など食べるだろうか。
あ、インスタ映え族の皆さまには、いいのかもしれない。
最近のトレンドは、美味しいものよりインスタ映えですからね(-_-)
ところでdaneko、牛が美味しくて、ワインをお替わりしてしまった。
1杯15.5ドル。 なんだかね〜、と思ったけれど、
ピノはマルティンボロの旧知の作り手。Cambridge Road
ここは実際にテイスティングに行き、ワインメーカーの話も聞いた。
danekoたちにはファミリアーなワインなのであった。
そのワインをお替わりする時、グラスのことを言い忘れてしまったら、
ユタ州(テーブル担当)が小さなグラスで持ってきた。
ありゃりゃ、1杯目のピノは大きいグラスに変えてもらっていたので、
2杯めも大きいグラスで来ると思っていたら・・・
「グラスをさっきと同じ大きなのに変えて」とdanekoが頼むと、
「Oh, このグラスは小さいけど、入ってる量は同じだよ」
と、ユタ州が答える。
そんなことは知っている(ー_ー)!!
Even if the amount is the same, the taste changes.
とテーブルで小競り合いをしていたら、マネージャがすっ飛んできた。
Just change it into the bigger glass for her.
と、オニーチャンに即指示を出す。
オニーチャンは訳わからず、大きなグラスにワインを注ぎなおす。
いやはや、真性クレーマーかな、danekoって。
でも、美味しい赤ワインはある程度大きなグラスでないと。
白ワインと同じグラスじゃ香りの広がりがないのだ(T_T)
店のスタッフの機嫌より、満足の行く食事を追求するのだ。
ま、10ドルのワインならそんなこと言えないけどね。。
Beef short ribは、骨からきちんと外してあって、食べやすい(^^)v
肉はものすごく柔らかい。
なんだろう、漬け込んであるタレが美味しいのだ。
プルコギのたれに似ているけど、もっともっと淡くて滋味がある。
これは、病みつき系。コリアンでもチャイニーズでもない何か・・
それが、ここの監修者・Che Barringtonの特製ソースなのだと、
danekoは会計の時に知ることになる。
レジの横に、ソースの缶詰が売っていたのだ(^_^;)
そうそう、会計の時にまた、一悶着あったのだ。
danekoたちは当然、ラムカリー36ドルは払わないつもりでいた。
だって、3分の1も食べないうちに下げられちゃったんだし、
その後、替わりにってことでBeef rib 40ドル也を頼んだんだから。
そしたらなんと!
「ビルだよ。でもゆっくりしてってね♪」とユタ州が持ってきたbillには、
ラムカリー36ドル也もしっかり載っていたのであった!
なんと、これはレジで聞いてみなくっちゃ〜(+o+)ということで、
Should we have to pay for the lamb curry?
とマネージャさんに聞く。というより、詰め寄った。
彼女いわく、
「ウチのポリシーでは気に入らないものでもbasicallyお支払いただくんだけど、
今回は抜いて置くわね」
はあ〜。。客の側からしたら当たり前だよ。
本来頼みたくもなかったBeef Ribを追加し、40ドル払うってのに、
勝手にキッチンに下げた「ラムカリー@臭くて食べれない」まで払うなんて。
もしもあのラムカリーが、テーブルに戻って来てたとしたら、
そしてそれを律儀な娘danekoがひとくちでも食べていたとすれば、
それはまた、別の話だけど・・・
ま、マネージャさんはdaneko達がろくに食べていないうちに、
ユタ州がすぐ下げたことを知らないんだよね。
とdanekoは、何も言わずおカネを支払ってThank youとだけお礼を言った。
合計130ドル。
いろいろ面倒をかけた挙句、まあビーフは文句なく美味しかった言うことで、
チップをマネージャさんに渡した。
彼女は「え?」とかなりびっくりした顔をしていた。
この店の再度の来訪はあるか?
うん、Canbridge RoadのワインとBeef Ribだけ食べに来るかも。
店には迷惑な客かもしれないけどね。。。
Woodpecker Hill
196 Parnell Rd, Parnell, Auckland 1052
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チョット! もう出禁ヨ、出禁(-_-メ)
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こんにちは♪
ラムってNZで食べれば本場の味かと思ってましたが、やっぱり部位やランクで違うんですね(当たり前か・・・)。
前にもお伝えしていたかもしれませんが、3月に母とのオークランド旅行をリベンジすることになりました!
母が膝が悪くあまり歩けないので(たぶんQueen stを真ん中まで行くのもキビシイ)、ダウンタウンあたりでおいしいところを探そうと、danekoさんのブログ内を探し回ってます(笑)
ところで、Porfino(たぶん)という名前のイタリアンレストランに行かれた事はありますか?
オークランド内に支店がいくつかあって、ParnellやSt.Jhonsにもあります。
私がワーホリ時代に住んでいたのがMeadowbankで、St.Jhonsのお店に行ったことがあるのですが、もんのすごくおいしかった記憶があります。
すごく小さなお店でしたが、接客も料理もすごく良かったです。
(もう15年以上前の記憶なので、若干美化されているかもしれませんが(笑))
もし行かれたことがあったら、感想を教えてください^^
AZUSAさん、
お母様とのリベンジ旅行が決まり、本当に良かったですね!
飛行機の旅は膝にもよくないので、フットレストの簡易版など持っていかれるといいかもですね。
そのレストラン、Portfinoのことでしょうか? オークランドに何軒もあります。
http://www.portofino.co.nz
私はバイアダクトの店に何度か行ったことがありますが、最後に行ったのは4年ほど前でしょうか。
10年近く前は、バイアダクトの中でもお洒落な外観で目を引いていましたし、イカの唐揚げなど美味しかった記憶があります。
しかし近年はもう、genuine ItalianというHPの謳い文句とはうらはらに、あまり注目を浴びるような事はないようです。
AZUSAさんおっしゃる通り、以前は美味しくていいシェフがいた時期があったのだと思います。
かなり前から、イタリア人ではなく、東欧系のシェフやサービスマンしかいませんね。。
でも、思い出の場所なのでしたら、出かけていってチョット飲んでつまみを食べて来てもいいかもしれません。
オークランドの移動にはUberがものすごく便利です。タクシーより安いしアプリでどこにでも呼べますから♪
スマホにアプリを入れて、クレジットカードを登録しておけば安心です。
ほんの500メートルほどでも乗車拒否は無いですし(^_^;)
シティ中心部のレストランも、シェフの移動や経営者の交代などで変化が激しいですね。
一度、現時点でのお勧めレストランをまとめたいと思います。
こんばんは♫
やはりdanekoさんがいつもおっしゃる通り、美味しかったレストランも移り変わりが激しいんですね……。
レストランのまとめ、楽しみにしてます!
Uberは使おうと思ってたんですが、500メートルくらいでも乗車拒否ないんですか!?
それはいいことを聞きました!
アートギャラリーに行きたいけど、坂がきつくてどうしようと思ってたんです。
ホテルは今回、Grand Mercure なのですが、近すぎて乗せてもらえないかと思ってました。
Uber、駆使します!!
AZUSAさん、こんばんは(^^)
Uberは最低料金が決まってます。昨年6.5ドルにちょっと値上がりしたけれど、これさえ払えばどんな近くでも行ってくれますよ♬
あ、ラッシュ時は1.3倍の割増料金になったりしますが(^_^;)
シティのGrand Mercureから徒歩圏内で行けるお勧めレストラン&カフェ、少し時間をくださいね。
最近シティでは好きな店ばかり行っていて、定点観測をしないといけないのでm(_ _)m