それは一昨日のことだった。
danekoはNZ宛に贈りたい荷物があったので、
(地元では)大きい郵便局に行ったのだった。
![daneko blog 202005 post office](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2020/05/daneko-blog-202005-post-office-640x480.jpg)
今回、コロナで世間が敏感になっている中、
スマホで写真を撮ることが何かはばかられ・・
写真はすべてイメージですm(_ _)m
ゆうゆう窓口、知ってますか?
ちょうど、日曜日であった。
ふつうの郵便局は、閉まっている。
danekoが今いる街に、
休日もやっている「ゆうゆう窓口」はない。
ご存知ですか? ゆうゆう窓口。
ちょっと大きな街ならば、
24時間営業のゆうゆう窓口がある。
貯金業務以外の郵便業務を受け付けてくれる。
働いている方なら、お勤めのあと、
不在票を持って荷物を取りに行ったことがあるのでは?
しかしそんな便利なゆうゆう窓口も、
コロナ禍のため、営業時間を縮小中。
郵便局のホームページで調べると、
となり町の窓口の営業時間は、
平日: 8:00〜19:00
土曜日:8:00〜17:00
日曜日:9:00〜12:30
と大幅に短縮されていた(@_@)
danekoは仕方なく、
日曜日の朝9時に、朝ご飯も食べず、
となりの市まで運転していったのだ。
ガラ空きかと思いきや・・
ふだんなら、
その郵便局までは40分ほどかかる。
しかし、コロナでまだ自粛が続く日曜日。
道路が混んでいなかったので30分足らずで到着(^^)v
駐車場に入っていく車が見える。
それも、1台や2台ではない。
![](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2019/02/danekos.jpg)
郵便局の休日出勤の人たちかな?
とも思ったのだが、
駐車場に入ってみると、お客ばかりだとわかった。
手に小包を抱えている人もいる。
駐車場から表に回ると、人が並んでいた。
ATMのお客さんかな?
とdanekoは期待した。
ならば、こんなに並ぶ必要はない。
しかし、嫌な予感がする。
どうせEMSの送り状を取ってこなければならないので、
列をたどり、窓口まで行ってみた。
1.5メートル間隔に足型の印がある。
皆おとなしく、印の上に並んでいるゾ。
日本人ってすごいよね。。
入り口を入って左側に、
ATMが3台ほどあり、なんとそこは無人だった。
と、いうことは、窓口まで行き着くことなく、
並んでいるのはゆうゆう窓口目当てだと分かる。
おやおや、こんな日曜日の朝に、
郵便局の、しかも外で並ばなきゃいけないとは。
トホホ、な気分で、
EMSの送り状を書く。
けっこうこれ、面倒なんですよ(-_-)
次々と客が来る
danekoは送り状を9分どおり書いた。
署名欄などは空けている。
局員さんと確認してサインをするのだ。
![daneko blog 202005 package form](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2020/05/daneko-blog-202005-package-form-640x427.jpg)
ボールペンは、自前のものを使う。
局の備え付けは、もう使えませんね。
触ってペタっとしているようだと、もう駄目。
列の最後に並ぶと、すぐに後ろに人が来た。
![](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2019/02/obasan-1.jpg)
こちらはATMで並んでますか?
と聞かれたので、郵便だと答える。
すると、danekoの前の人が列を離脱した。
ATMの列と思い込んで並んでいたのだろう。
その前の人が、danekoを手招きする。
休日の郵便局の客は、親切でのんびりしている。
![](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2019/02/obasan-1.jpg)
この列ATMじゃなくって、郵便を待ってる人なのね。
窓口が2個あるはずなのに、遅いわね。
窓口が2個あるはずなのに、遅いわね。
と後ろの人が話しかけてきたので、
![](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2019/02/danekos.jpg)
ゆうゆう窓口はひとりしか係がいませんでしたよ
とdanekoが見たとおりを伝えると、
![](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2019/02/obasan-1.jpg)
あらあら、以前は二人は居たのにねえ・・
とその人は残念そうだった。
danekoは実は、こちらのゆうゆう窓口は初めて。
社員に行ってもらったことはあるけれど、
自分で行ったことは無かったのだ。
そうしているうちにも、どんどん車が来て、
列は長くなっていく。
外出自粛がまだ続く中、
人々は郵便局に集まるのか?
さあ、danekoの番がやってきた
ゆっくりとだが、列は前に進んだ。
郵便局の建物内に入ることができ、
ATMコーナーから局内に入っていく。
窓口にはちょうど、浅黒い外人さんがいた。
コレお願いします
と現金書留の封筒を出している。
局の人は、
いくら入ってますか?
と確認した。そしたら、
2万2千ロッピャクごジュエンです
とのお答え。
![](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2019/02/danekos.jpg)
ずいぶんハンパな金額だなあ。。
とdanekoは微笑ましくなった。
しかしもし、途上国であれば、
2万2千円の価値は10万円くらいあるのじゃないか?
すごいことである(ー_ー)!!
現金書留だから、国内の家族に送るのだろうか。
などと考えていると、danekoの番になった。
![](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2019/02/danekos.jpg)
あの〜この荷物をニュージーランドに送りたいんですけど
と言って、EMSの小包みを差し出す。
いつものことである。
しかし、この日はすぐに受け取ってもらえなかった。
窓口の人の表情がサッと変わった。
ニュージーランドですね。
送れるかどうか、今確認しますので
ニュージーランドに送れないなんて、まず無いだろう。
そう思っていたdanekoは、
なぜわざわざ確認するのだろうと不思議だった。
メガネのおねーさんは、
かたわらのモニター画面をタッチする。
ニュージーランド、ニュージーランド
とつぶやきながら、探しているようだ。
どうやらこのイナカ街、
danekoの住む隣の市よりはかなり都会なのだが、
ニュージーランドに荷物を送る人などいないのだろうか。
ニュージーランドには、送れません
ゆうゆう窓口のモニター画面を確認し、
danekoの方に向き直ったおねーさんは、
すみません。
ニュージーランドには送れないようです
と、残念そうに答えたのだった。
![](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2019/02/danekos.jpg)
ええええ”〜(@_@)
と驚いたdaneko、
![](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2019/02/danekos.jpg)
ちょ、ちょっと、なぜ、
ニュージーランドに送れないんですか?
ニュージーランドに送れないんですか?
と、理由を聞いてみた。
受付そのものを中止してるようです
治安の悪い国や、郵便事情の悪い国でもないのに、
いまやNZへの荷物は送れないのだ。本当に?
![](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2019/02/danekos.jpg)
他の方法ではどうなんですか? ふつうの郵便物は?
実は、送りたかったものは小さなものだった。
なので、エアメールでもどうにかすれば、
平たくして送れそうに思えたのだ。
おねーさんは、またモニターをタッチし始めた。
少しして、
・・・ダメですね。SAL便も、船便も。
小型包装物もダメみたいです。。
と、申し訳なさそうにdanekoに向き直った。
どうすることもできず立ち尽くす
どっひゃー!
どえりゃーこっちゃ!
ニュージーランドにご縁があって、はや9年めだが、
こんな事態はまったく初めて。
もしかすると、世界中で、
これまでに無かった事が起こっているのだ。
いや、スペイン風邪とか、あったな。
あの世界的大流行のときも、
こんなだったのだろうか・・
いやいや、あの頃は、20世紀の初め。
世界中を結ぶ航空路など無かったし。
ふだんなら、
プランBを求めて高速回転?するdanekoのアタマも、
コロナウィルスの前にはまったくの無力だった。
ハッと気づくと、
後ろの人達が今か今かと待っている。
ここはニッポン。
自分の都合だけで考えてはいけないのだ。
ニュージーランドならもう少し粘るところだが、
諦めて、次の人に順番をゆずらなければ。
danekoはトボトボと、駐車場に向かった。
自分がNZに戻れないだけではないのだ。
![daneko blog 202005 air mail](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2020/05/daneko-blog-202005-air-mail.jpg)
郵便物さえ、送れないのだ。
ニュージーランドはどうなっているのだろう?
NZ Postがまだ休業中??
一体いつになったら再開するのだろう。
ワクチンができたら、なんて言わないでくださいよ。
さてさて、せっかく梱包したこの荷物、
どうするべきか?
Fedexもいま、荷物の受付を中止している。
DHLは使ったこと無いけど、駄目だろうなあ。
そ、そうだ。
![daneko blog 202005 kuroneko delivery](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2020/05/daneko-blog-202005-kuroneko-delivery-640x480.jpg)
クロネコ国際宅急便は?
と、一瞬考えたのだが、
まてよ、確かアレはものすごく高かったはず。
それに、ニュージーランドで聞いたこと無いなあ。
ああ、もうニュージーランドへの道は、
すべて閉ざされているのだ。
仕方ない。
家に帰る途中で、お団子でも買って帰ろうっと。
そう、人は、強いストレスにさらされると、
甘いモノが欲しくなるのだ。
家に戻って、朝ご飯も食べよう。
朝から青汁飲んだだけだし。
白いBALMUDAのトースターで食パンを香ばしく焼き、
たっぷりのミルクを入れたコーヒーを飲もう。
そしておやつに串団子を食べるのだ。
食料はあるし、電化製品は使えるし、
美味しいコーヒーも飲めて、お団子も食べれる。
ニュージーランドに戻れなくても十分にシアワセなのだと、
danekoは自分に言い聞かせながら、
和菓子屋さんに向かったのだった。
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