daneko、田舎のパブで浮きまくり、料理で撃沈!

railway tavern 202106 eyecatch


さてさて、今回の旅は、

なかなかの夕食難民であった。


特に、チェックインした火曜日の晩。

近隣の店は休みまくっていた。。


モーテルの女主人に食べ処を聞く



モーテルのチェックイン時、

danekoは女主人と話をしていた。


彼女は、ワイナリーでランチをやっている場所を、


女主人
あそことあそことあそこがね〜、いいわよね〜


と、とうとうと話してくれるのだが、

danekoは、そんなことより、

その日のディナーの情報が欲しかった。

daneko
今晩開いてる店はどことどこ?


と、たずねたとたん、女主人の顔は曇った。

ヤバいぞ。これはもしかして・・


との推測は当たり、火曜日はピザ屋が休みだと。



ほとんど唯一の夕食の選択肢であったピザ屋。

そこが閉まっているとなると、あとは・・

女主人
実はね、タイ料理がクローズしてしまって、

あの並びはいまインドカレーだけなのよ。

アナタ、インドカレーは嫌い?


と聞かれるも、そのインド料理店、

いつもカウントダウンに行く時に通っているが、


なんだか怪しい店構えなんである。

それに、平日は客がほとんど入っていない。


BYO の看板にはちょっと心惹かれるものの、

出てくる料理がインディアンじゃね、

ワイパラのピノ・ノワールには合うまい(-_-;)

daneko
美味しいの? そのインド。


とdanekoは女主人に聞いてみた。

女主人
そうねえ、あんまりクリーミーじゃないから、私は好きなんだけど。
アナタも嫌いでしょ? クリーミーなカレー。


ふむふむ。 確かにしつこいカレーは胃もたれする。

女主人
それと、とってもniceな人たちなのよ(^^)


う、これは、地雷かもしれない。


味について聞いているのに、

店のフレンドリーさに話をそらされたゾ。


danekoには、嫌な予感しかしなかった。。

インド料理に行くとは言えず、黙っていると、

女主人
あ、そうそう、もう一軒あるわよ・・

パブなんだけど。 でも料理はキウィ・フードよ。


パブ、か。美味しい食べ物はあるのだろうか?

場所をくわしく聞いてみると、


その日の帰り道に通った場所であった。


メインの道路からかなり入ったところに、

レストランぽい建物があったので、

daneko
ほう、こんなところに食べ処が?


と、チラチラ見ながら帰ってきたのである。


よそ見運転していても、誰も通らない田舎道。

一軒家の、あれはパブだったのだ。


ひとすじの望みをかけて、

danekoはそのパブに行ってみることにしたのだった。


Railway Tavern



レイルウェイ・タバーン。


そのなのとおり、確かに線路のそばにある。

ただ、もう何年もここに通っているというのに、


danekoはその線路に、

電車?汽車?が走っているのを見たことはなかった(^_^;)



railway tavern 202106 entrance
夜はちょっと怪しい外観。

中が見えないので、かなり恐ろしい。


でも、充分に空腹だったdaneko、

勇気を出してエイッとドアを開けてみた。


殺風景なカウンター・バーが現れた。

ゲーム機などが置いてある、田舎のバーだ。


中には幾人かのお客が居て、立呑みのまっ最中。

皆いっせいにdanekoをガン見してきた。


まずいゾ。なんか浮きまくってるみたい(-_-)


それでも座るところを探して見回すと、

オトコの客がたむろするカウンターの向かいに、

窓際のカウンター席があった。


そこに座るべきか算段していると、

お店の人がやってきた。


「アナタ、食事に来たの?」

と聞かれたので、そうだと答えると、


「ダイニングルームが奥にあるのよ〜」

と案内してくれた。ホッ。


そして、だだっ広いダイニングエリアに。

コチラもなかなかの殺風景なテーブル席。


コーナーのソファ席に案内され、

そこは店内を見渡せて、しかも落ち着ける空間だったので、

danekoはほっと胸をなでおろした。


地元のワインがほとんど無い!



ドリンクリストにはワインが無かったので、

ワインのメニューが有るかと聞くと、

短いワインリストがやってきた。


ずいずいっと、目を通す。

daneko
ええ(?_?) ワイパラのワインが一つもないゾ!


danekoは自分の目を疑った。


見落としているのかと思い、何度も目を通す。

が、書いてある産地は、


マールボロのものが一番多いようだった。

daneko
あのー、ノースカンタベリーなのにマールボロのワイン?


と注文を取りに来たおねーさんに聞いてみる。


が、そこへん何の疑問も持っていないようで、

明るい「そうなのよ〜」の返事が返ってきた。


daneko
うう〜む、これは、ワインなど飲む客がいないのか


と、キョロキョロすると、女性客はワインを飲んでいる。


テーブルでボトルを開けている組もあった。

とはいえ、この日のお客は、


家族連れが2組。

親戚っぽい夫婦の4人組。

工事のオジサンみたいな男の一人客。


これに加えてdaneko。以上!

まあ、連休明けの火曜日に田舎で外食する人なんて、

いませんよね(^_^;)


danekoは仕方なく、マールボロのグラスワインを。



railway tavern 202106 wine
地元産じゃないから、

ちょっぴりむなしい、ピノ・ノワールである。

でも、味見はしてから頼んだから飲めるワイン。


ね、殺風景なお店でしょ?

ホントはもっと暗ぼったい照明。


来る前に店のFacebookページを確認したのだが、

母の日のディナーは超満席だったらしい。


この雰囲気の中で母の日のお祝いねえ。。

まあ、選択肢がない街だから仕方ないか。




railway tavern 202106 table
サイドのサラダを先に持ってきてもらう。

旅先の野菜不足対策。




railway tavern 202106 salad
これは思いの外美味しかった。

ちゃんとしたシェフが居るのかもしれない。


野菜はシャキシャキ、ドレッシングも悪くない。


リブアイ・ステーキ目玉焼き添え



店の人がステーキがオススメだというので、

肉でも食べて元気をつけようと思った。


ステーキ・メニューは2種類。


リブアイは卵がついているらしい。

Eggsとある。2個ついてるのかな?


もう一つのアイフィレは、300グラムと肉の量が多すぎた。

必然的に、リブアイになる。


卵は一個でよかったので、聞いてみると、

卵は一個しか付いてないという。よかった。


しかしじゃあ、なぜEggsなんだろう?

という疑問は残った・・




railway tavern 202106 steak
え? ええ〜?

どう見てもこれは、卵2個。


店のおねーちゃん、間違えたのだろうか。

マネージャらしき女性にたずねると、


店の女性
アラ〜、あの娘はトレイニーでなんにも知らないのよ。

ちゃんと伝えてなくてゴメンナサイね!


と謝られた。


なるほど・・

まかないのステーキは、きっと卵1個だけなのだろう(^_^;)




railway tavern 202106 steak2
赤ワインにはバッチリ。


と、喜んで食べ始めたのだが、

ありゃりゃ。


ミディアムとミディアム・レアの中間といったのに、

もうパサパサに近いほど、火が通っている。


ニュージーランドによくある、オーバー・ダン。

それだけではなく、肉質が良くなかった。


これはシェフの責任だけとは言えないが、

肉そのものも硬く、しかも乳牛の匂いがした。


daneko
この乳のニオイ、経産牛かあ。。


もしも自分が牛だったら、

danekoも経産牛(しかも若くない)であることなど忘れ、ガッカリ。


肉は3口くらいで食べれないことが判明。

そうなると、この卵2個が活きてくる。


目玉焼きは、底面がカリカリに焼かれており、

黄身はいい具合に半熟で好みだった。


タンパク源は卵に切り替えだ。


チップスに物申す



そして、肉の下に大量に敷かれたチップス。

揚げたてなのは間違いなく、喜んだdaneko。


が・・・

daneko
アア〜! 惜しい!惜し過ぎる!


揚げ加減が今ひとつなのだ。 

揚げ色はよかったのに、クリスピー感が足りない。


業務用の冷凍?なのかもしれないが、

それにしても、もうちょっと性根を入れて揚げてほしかった。


オークランドのカフェなどでも、

美味しいチップスが出てきますよね。


ああいう感じを食べ慣れていたここ何年。

田舎のパブの時計は止まっているのだと思った。


だいたい、一本一本が太すぎる!

トレンドとしては、もっと細くて表面積が大きく、

カリカリっと揚がっているのがスタンダードな時代。


シェフは若い人ではないのかな? お年寄り?

マクドナルドのフライドポテトの洗礼を受けてないのか。


その証拠に、他のテーブルを観察していると、

子どもたちが皆、ポテトを残しているのだ。


親たちが、ポテト食べないの?と促すのに、

子どもたちは無視して遊び回っている。


フライドポテトが何より好きな世代だろうに、

おかしいな、とは思っていたのだ。


お店の人は親切で、

残ったポテトを包んであげようかと話しかけるも、

皆、要らないという。


もったいないと思った親がドギーバッグを頼んでいる。

ポテトにも時代の波は押し寄せていたのですね(-_-;)


ごちそうさま〜。

また来ることはないだろうと思ったものの、


魔の月曜日、火曜日にブチ当たったら、

また来ないといけないかもしれない。


その日のためにも、

あまり文句を言わずに引き上げよう。


danekoが立ち上がると、

女性マネージャさんが、駆け寄ってきた。


料理はどうだったかと聞く。

danekoはスーパーお腹いっぱいだと答えた。


それなら、嘘ではなかった。

卵2個でかなりお腹に溜まったのだ。


半分以上残っている皿を見て彼女は、

持って帰らないかと聞いてきた。


お断りしたのだが、何かの間違いと思ったのだろう、

再度同じことを聞かれた。

daneko
何度聞かれても、持って帰らないよ〜(^_^;)


と、心のなかでささやきながら、

お支払いをする。ワインも入れて、36ドル。


量の割に、良心的なお値段である。

これで、肉とポテトがもうちょっとよかったら・・


って、いやいやいや、卵以外全部じゃないか。


この辺りの住民には見えず、

ダイニングエリアでもジロジロ見られて浮きまくったdaneko、

ステーキ食べて撃沈。


そう、浮き沈みの多い人生なんである(ー_ー)!!


この時のことを友人の醸造家に話したら、

醸造家
あんなとこ!danekoさんが行く店じゃありませんよ!

パブでしょ?だいたい。。


そうか、danekoはパブに行ってはいけないのか。

イギリスの地方で食事というと、大抵パブになるけどね。


そしてワイン醸造家は、あのチップスを即座に冷凍認定した。


なるほど、ピザ屋にたむろしているワイン関係者が、

一人も居ないのはそういう棲み分けがあるのだろう。



railway tavern 202106 warning
帰りしな、入口ドアの貼り紙を見る。


なるほど、この店の客層は、泥付きブーツか。

たしかにdanekoが浮きまくったのも無理はない。


しかし、オークランドではなかなか出会えない、

クライストチャーチ郊外での、面白い体験であった。


アクセス



Railway Tavern

40 Douglas Road, Amberley

☎ 03 314 8202



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チョット、硬いお肉のどこが悪いノヨ!!!

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