長期不在後にクルマが動かないーAAに来てもらう(^_^;)

battery 202210 dead


この記事には、前編があります。

見てない方はど〜ぞ(^^)



90分はかかると言われてたのに、

1時間もせずに到着したAAドライバー。


この国で人や物が時間よりも早く到着することはまずない。。

danekoは洗濯物を干すところだったが、

そのままにして慌てて外に出たのだった。


バッテリーが上がるまでのいきさつは・・



実は長期不在により、クルマが動かなくなるまでには、

それなりの伏線があったのだ。


もちろん、放ったらかしにしてたわけではない。


同じアパートの隣人にキーを預け、

時々乗ってもらっていたのだ。

WOFも代わりにしてもらったり。


すごく親切なキウィのカップルであった。

一緒にワインを飲んだこともある。

日本が好きで、また日本に行きたがっていた。


だが、danekoの留守中に、事情が変わる。

彼らは南の郊外にある、奥さんの実家に住むようになるのだ。


なんでも彼女のお母さんが病気になったと聞いた。

それから彼らも留守がちになり、

部屋も賃貸に出していたらしい。

彼女
彼は街に仕事で来るから、その時にクルマは面倒見るって言ってるから安心してね



と言われ、安心していたのだが、

ロックダウンやら何やらで、思うように行かなくなった。


そして気づいたときには、

daneko号のバッテリーはうんともすんとも言わなくなっていたのだ。


ていねいなお詫びのメールが来た。

そしてバッテリーを立て替えて買っておこうかとも。


しかしdanekoは信頼できるクルマ屋さんに相談し、

バッテリーは外したままにしてもらっていたのだ。


それからほどなく、

カップルはアパートを売って完全に引っ越した。


クルマのキーは別の隣人に預けられた。


なんと、ロックが開かないゾ!



daneko号のバッテリーはこれまでずっと元気だったのだけど、

今回のロックダウンにはさすがに保たなかった。


外に出ると、AAの黄色いクルマが見えた。

パーキングに案内し、ホコリだらけのクルマを見せる。


daneko 202210 car
いやはや、すごいですね。

daneko号、可哀そうである(T_T)


ホコリはブッシュの刈り草と一緒になって、

団子状になりボンネットのミゾにも溜まっている。


AAのオジサンに、danekoはクルマのキーを渡した。


オジサンはアンロックしようとしたが、

ボタンを押しても車はロックされたままだ。

AAの人
おや、なんだ?キーが効かないぞ!



え〜っ!!

長い留守により、充電が切れたのか。。


オジサンは、キーケースからキーを出して鍵穴に入れたが、

なぜかドアは開かない。。


キーが駄目になっているのか?

danekoはアパートの隣人がスペアキーを預かっているのを思い出した。

daneko
スペアキーを取りに行ってくるから!



とオジサンを残して上の階に上がって行く。

daneko
〇〇、家にいてね〜(T_T)


と必死で願いつつ。


ドアをノックすると、彼女はすぐに開けてくれた。

良かった〜!! 危ないところだった。


スペアキーを預かり、パーキングに降りていく。

ガシャ!

という音がして、クルマのロックは開いた。


danekoはオジサンと「やった!」と喜びあった。


Everything’s dead!



AAのオジサンは、やっとのことボンネットを開け、

ピンチのような電極みたいなのをあちこちに差し、

点検してるみたい。

daneko
バッテリーはそこのストレージに置いてあるので。。


と言ってみたけど夢中で聞こえてないかな?


そして、エンジンは掛からない。

いろいろ試したオジサンは叫んだ。

オジサン
Everything is dead!


そうなのだ。

1年ぶりに戻ってみたら、何もかもが死んでいる。


danekoの今の状況をバッチリ言い当てたそのひとこと。

なんか感心して聞いてる場合じゃないけど。


オジサンは知らないだろうが今のdaneko、

車の他にもたくさんのものが死んでいるのだった(ー_ー)!!

・NZモバイル
・銀行カード
・NZ免許証
・そして車のバッテリー

そしてこれに付随することはすべて不可能。


(免許証が切れたのは日本でわかっていたので、

国際免許証を作ってきてるけど)


歩いて行けるスーパーなどないエリアだ。

ちっちゃなコンビニもどきだけで暮らせるわけもない。


隣人は車をチョット貸してあげようかと言ってくれたが、

そんなにどっぷりお世話になるわけにはいかない(^_^;)


(などといいながら、数日後にはどっぷりお世話になる羽目になる)


このままクルマが動かなかったらどうしよう。

レッカー移動してもらい、車を買い直すしかないのだろうか?


アフターコロナのニュージーランド、

中古車でも高そうだなあ(T_T)


とdanekoは早くも最悪の事態を考え始めていた。

いえ、そうなんですクルマのことには無知でして。


アレ?バッテリーはどこだ?



オジサンはふと、
オジサン
バッテリーはどこだ?



と言い出した。

daneko
あっちのストーレージの中だけど


さっきバッテリーは外れてるよって言ったのだけど、

やっぱり聞こえてなかったのね。

オジサン
バッテリーが外れてたら死んでるわけだ!

なんでそう言ってくれなかったんだ!


と言われても。。一応言ったんだけどね。


だいたい、バッテリーがエンジンルームに無い事くらい、

見てわからないのかな?

という疑問がわくではないか。


だってオジサンはクルマのプロなんでしょ(?_?)

頭の中を疑問符が回りだしたが、まあいいや。


オジサンをストーレージに案内すると、

隣人が言ったとおりそこにはバッテリーがあった。


これまた、外のストーレージなのでほこりだらけ。

オジサンは、念のためそれを装着し、

エンジンを掛けたが動かない。

daneko
留守中にネイバーがチャージしてみたけど駄目だったって


と知らせると、

オジサン
新しいバッテリーに替えていいんだな?



と聞くので、承諾した。


オジサンはやる気満々で新しいバッテリーをAAのクルマから持ってきた。

が・・・


danekoにはなんかそれが新品でもないような気がしたのだ。

なんていうんですか、リサイクル品?


バッテリーの新品て、もっと黒ピカに光ってるイメージだった。

日本ではね。

でもそのAAバッテリーは、ツヤ感がなかったのだ。


まあ、素人目なので真相は不明です(^_^;)


daneko号、復活!!しかし・・



その艶なしバッテリーを装着し、エンジンを掛けてみると、

ゴオォッ!!


という音とともにクルマは復活した!

よ、良かったよ〜(^^)v


これでまだこのdaneko号に乗れるのだ。

古いクルマだけど、マイレージはまだ4万キロほど。

調子はこれまですこぶるよかったのだ。


オジサンはいまや、ホクホクして車に戻り、

お会計の準備だ。


ipadとカード払いのマシンを持っている。

操作にはちょっと手こずっていたけど(笑)


もちろんクレジットカードを選択し、支払う。

銀行カードは死んでるから・・

ipadになんか署名させられて、eメールアドレスも入力。


メールでレシートが届くのだそうだ。

バッテリーの料金は、350ドル。


高いのか安いのかわからぬ(-_-)

車種によるしね。


クルマに詳しい人だったら、

もっと安く買える方法もあったのだろうが、

詳しくないのでAAのいうなりだ。


ただ、古いバッテリーの下取り分をおまけしてくれた。

やっぱ、リサイクルするのかなあ。。それとも転売?


ところでこのホコリをどうするか



オジサンはニコニコ顔で去っていった。

オジサン
ホコリがすごいから、乗るときは気をつけないとな


という言葉を残して・・


daneko 20221014 thumbnail
ね、ネコの足跡まで付いてる始末。

カワイイが、このまま保存はできない。


danekoはさすがに疲れていたので、

もうこのホコリとの格闘をあきらめた。


まだ今朝ニュージーランドに到着したばかり。

アタマがちゃんと回ってない気がする。



daneko 202210 cat
おっと、車の下に、猫さんだ。

お出迎えありがとう(ンなわけないけど)

少し気持ちが明るくなる。


auckland 202210 skyview
見上げれば、ガレージの上の空は青く澄んで美しい。


財布が軽〜くなったことも、深くは考えまい。

海外生活、なるようにしかならないのだ。


空と猫で気持ちも軽〜くなったから、

とにかく部屋に戻って少し休もう。

温かいお茶でも飲んで( ^^) _旦~~


【しろねこに開運ポチを】
にほんブログ村 海外生活ブログ ニュージーランド情報へ
ダイエット兼ねてLIMEスクータに乗るといいワヨ(^^)v



関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA