今回も長~い記事なので、お正月でヒマな人以外はスルーしてくださいね
ルフトハンザ機で、パリからフランクフルトへ。
わりといい感じの機内食が出ます
チーズとマグロのスモークと、完璧なつまみバージョン。
正直お腹は空いてないんだけど、つい食べてしまう(~_~;)
赤ワインも飲みました (だってつまみなんだもん)
ボルドーのアントル・ドゥ・メールのもので、まあ合格
周りはさっきのラウンジで一緒だった客ばかり
今度はフランス語と英語が混じる機内です
遅れたものの無事到着 ♪
とっころが・・・
きゃあ、コワ~い
雪はもうイヤじゃ~
しかし、いくつか北欧路線などにキャンセルがあるものの、フランクフルトからはほぼ通常通り出発している模様。
少しホッとする。
この空港も、やっと寒波への耐性ができてきたかな
いつもの、フランクフルト空港
通常モードに戻っています
帰れる、帰れる、日本に帰れるよ~
しかし、大丈夫?
ぬわんと、待ちに待ったANA機に乗り込むと、出発が遅れるという
「乗り継ぎ便のお客様を待っています」 とのこと・・・
うん、それなら悪い知らせではないな
CAさんが挨拶にやって来た 。
「danekoさま、いつもご利用ありがとうございます。パーサーの○○でございます。なにかございましたら、なんなりとお申し付けくださいませ」
な~んて言われて、ついケータイ番号を聞きたくなってしまうのだろうな、♂だったら ・・
気持ちはわかる
しかし、一時間たっても、便は出発しない・・・
もう搭乗は終わり、扉は閉まったというのに。
「皆様、ご搭乗は終わりましたが、ただいま、翼に付いた雪を専用車で落とし、凍らないようクスリを吹き付けております」
といやに丁寧なアナウンスがあり、窓の外はシュワワワーっと、洗車状態になっていた。
daneko便は、1時間半ほど遅れて離陸
離陸したとき、danekoは感動で泣きそうになった
娘danekoと手を取り合って喜びたかったが、今回の席は2人とも外を見たいと窓側にしていたので、手を取り合うことはできなかった。。
ベルトサインが消えてすぐ、danekoはCAさんを呼び、今後の心配事の相談を。
そう、danekoのような地方人は、成田に着いたからとて、旅は終わりにならないのだ 。。。
成田での乗り継ぎ時間は1時間半。 機長のアナウンスによると、到着は一時間半遅れだという。
それだと、福岡便への乗り継ぎ時間は、皆無だ
入国手続き、荷物のピックアップ、税関検査(免税ですが)と時間がかかり、飛行機が行ってしまうではないか・・・
「どうなるでしょうか?」と問うdanekoに、CAさんは
「danekoさまの乗り継ぎ情報は成田サイドでもちゃんと把握してはおりますが、1時間半の遅れですと、飛行機が待てない可能性もございます」 と、さらっと言うではないか!
「では私たち、本日中に福岡に帰れないことになりますね。福岡便はこれが最後ですもんね・・」 と、冷静かつ、深刻そうに。。
内心は、「え~っ!!帰れないの??明日仕事なのに」 と思っているのだが、このような時は騒いでも利が薄い。
ホテル代どうする~?アンタ持ちだよ~ということを匂わせておく
「あ・・そうでございますね・・」
と彼女は、これはマズいかも・・といった表情になった。本日中の乗り継ぎができないのは、航空会社にとって、けっこう痛手なのだ。
「もう一度、地上と連絡を取って、きちんと確認いたしますね。まだフライト時間も長いですので、状況が分かり次第、お伝えいたします」 と言うので、
「わかりました。私たち2人ですので、よろしくお願いします」 と任せた。
2人と強調したのは、ひとりだと置いて行かれるかも・・・という不安があったからデス、はい。
ひとまず、燻製のおつまみを
白胡麻とナッツとオリーブの実に、見事な燻製香がかぶさっています。
これと、ニュージーランドのピノ・ノワールを合わせてゴキゲン!な予定だったのだが、ピノが思ったほどよくなくて(香りが少し飛んでいた)、シャンパーニュを追加。
こんなグラスで来ました。
グリーン・サラダに燻製ドレッシング
これは、もう、danekoには嬉し~い1品
ただのサラダ(機内にしては、フレッシュで驚いたけど)に、燻製のドレッシングをかけるだけで、こんなに香りの高いものになるなんて・・
(この後、つい機内ショッピングで燻製セットを買ってしまった)
メイン
ロースト・ビーフに茸の付け合せ
洋風なのですが、ご飯とお味噌汁を合わせてリクエスト。
ご飯は、「サトウのご飯パック」みたいなのを、後でトイレに行くときに発見!あれだったのか・・・
あんまりおいしくないもんね
メインの脇には、燻製調味料が3種類。
燻製オリーブオイル、燻製黒胡椒、燻製醤油・・・
やりすぎか・・とも思うが、インストラクションには、これらをほんの少しずつ垂らしながら、足しながら、味の違いを楽しんでほしいと書いてあって、楽しかった。
「燻プレート」というのを食べています。
2月以降は消えてしまうかも・・・
食事の後、機内はお約束のように暗くなり、danekoはベッドを作って寝てしまった。やはり、シートが水平になってくれると、フライトの疲れが全然違う。
娘danekoが、デュベ(羽毛の掛け布団)から出る毛が服について困ると、文句を言ってくる。
お前は、自分のダウンコートでも掛けて寝たらよい。。
そう言うと、
「ううん、お布団自体はいいモノなんだけどね~」
と笑ってごまかしていた。 贅沢は、敵
だ。
そして目が覚めると朝、ではなく、夕刻の日本が近づいて来ていた。
CAさんがやって来た
「danekoさま、他にも乗り継ぎのお客様がありまして、福岡便は出発を遅らすことになりました。到着いたしましたら、出口のところで案内のスタッフがお待ちしております」
よ、よかった。明日は出社できそう・・・
皆、朝ご飯?と食べているような雰囲気なので、
おにぎりとお味噌汁の軽食をオーダー
実は、これだけじゃ~足りなくて、またまたグリーン・サラダと燻製ドレッシングを頼んでしまいました。
お世話になった空間
日系航空会社はいいなあ・・と初めて実感
ビジネスマンのオジサンたちが、好んで日系航空会社に高いカネを払って乗るのは、(会社のカネっていうのもありますが)、やはり何とも言えない安心感があって、これから海外で始まるであろうしんどいビジネス・シーンや、それらを乗り切って帰国する時に、本当にホッとするものなのだろうな~、っと共感したのであった
さて、成田に着いて、飛行機を出ると、ANAのおねえさんが待っていた。
「danekoさま、これから福岡便ご搭乗まで、わたくしがご案内いたします」
とにっこり、荷物まで持ってくれるではないか・・
うら若いおねえさんに、シャルル・ド・ゴールで買い込んだフォアグラの缶詰や、臭いチーズや、紅茶やチョコレートなど、けっこう重いので持たせるのはためらったが、やはりこの先の体力温存を考え、持ってもらうことに。
「お土産でございますね~」 とガンバって笑顔で持ってくれた 。
ふだんはこんなもの、オトコに持たせて自分は持ったことなどないであろうに、
仕事とは過酷なものだ
おねえさんは、途中荷物を預けるところでいなくなるのかと思ったら、手荷物検査のところまで、ずっと着いてきた。
そして、娘danekoの、途中で本でも買おうかという野望を打ち砕いた
私たちが寄り道したり、どっかにフケることなく、確実に福岡便に乗り込むよう、見張っていたのであろうか。。
(でも重い荷物持ってくれたからいいや)
途中で私たちの荷物を、並んでいる他の客よりも先に取扱いしてくれるようにとか、いろいろ交渉してくれていたので、楽だった。これも、ダイヤモンド会員用のサービスかも知れない
(もしかして、この、コンシェルジュ・サービスかもしれない)
・・・福岡行きの飛行機にバスで乗り込むと、しびれを切らした乗客たちが、
「じと~・・・」 と待っていて、daneko他、10名程度の最後の客を睨んでいるような・・・
「あの~、私たちが故意に遅れたんじゃありませんよ 飛行機がフランクフルトから遅れて着いて・・」
な~んて言い訳したいけれど、誰もわけを聞いてはくれない
気まずいゾ
前の方の席でよかった。後ろまでずずずう~っと、睨まれたらタマラナイ 。。
でも、これで、ヨーロッパの旅もおしまい。
いろいろあったけど、行かない方がよかったかと言われると、そうでもない。
ヨーロッパにはなかなか行けるものではないので、チャンスがあればまたぜひ
冬は・・・う~ん、ちょっとやめとこうかな
地球の冬は、寒冷化していますよ。少なくとも。。。
(完)
タフネゴシエーターですね。尊敬です。
いろんな戦略、戦術を学ばせて頂きました(笑)