danekoのNZホテル隔離日記は続きものです。
ひとつ前の記事はこちらをどうぞ(^_-)
ホテル隔離ももうすぐ14日間の期限を迎える。
だが、無事家に帰るためには、関門があるのだった。
帰宅には2度の陰性結果が必要
目まぐるしく変わっていく、NZの国境管理。
ボーダー(国境)の防疫は、
国と国民の安全を守るための要である。
danekoがホテルに入る前は拒否できたPCR検査も、
もう拒否はできず、帰国者は全数検査になり、
ホテルスタッフも検査必須となっていた。
いったい何回検査するのだろうか・・
隔離ホテルで働くのはリスクと隣り合わせですよね。
![isolation meal 2020 day12 B](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2020/07/isolation-meal-2020-day12-B.jpeg)
アレ? またおんなじ朝ごはん?
いえいえ、ヨーグルトがアプリコットに変わっております。
っていっても、ほとんどワンパターンだよね(^_^;)
だんだん、お決まりのものしか頼まなくなっている。
![isolation meal 2020 day12 B2](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2020/07/isolation-meal-2020-day12-B2.jpeg)
いまや、パンもティーバッグも要らない状態。
お部屋には、ちゃんとストックがあるし、
コーヒー、紅茶、いつでも飲める。
個人的には、日本茶を持ってくればよかったな。
自宅に帰ればあるからと、
緑茶のティーバッグを持ってこなかったのだ。
ニュージーランドのグリーンティって、
なんか香りが全然しないのだけど・・
やっぱ日本の緑茶が一番ですね。
化調だらけの昼ごはんにビックリ!
ランチには、またフライドライスを選んでいた。
というか、この日のランチは、
・チキン・フライドライス
・ベジタリアン・フライドライス
の2択しか無かったのである(^_^;)
danekoは変なチキンを食べられないゆえ、
こういうときは、ベジ炒飯である。
![isolation meal 2020 day12 L](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2020/07/isolation-meal-2020-day12-L-1.jpeg)
見たところ、ちょっと美味しそうであった。
が、コリアンダーなどの葉っぱと胡瓜は取り除く。
ひとくち食べて、甘い、と思った。
なんだろうな、この手抜きバージョン。
お米の炊き加減もベショっとしているし、
入っている野菜も少ない。
ベジタブル炒飯とはこれいかに(?_?)
![isolation meal 2020 day12 L2](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2020/07/isolation-meal-2020-day12-L2-1.jpeg)
なによりも、化学調味料の使いすぎ。
こんなことはこのホテルで初めてである。
ソーヴィニヨンブランでも洗い流せない。
食後はノドが渇いてたまらなかった。
ああ〜不快なランチを食べてしまった。
半分くらい残しましたね。
PCR検査はいつも突然に
この日の午後、
danekoが化学調味料で傷めた舌をもてあましていると、
リンリンリン! 部屋の電話が鳴った。
![](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2019/02/danekos.jpg)
おかしいなあ、午後のこの時間帯になんだろう?
と首を傾げて電話のあるベッドサイドに向かう。
午前中の電話は、翌日の食事オーダーだ。
もしくは、通販が届いたという連絡。
午後に掛かってくる電話というのは、
食事のオーダーを取り忘れたときくらいだった。
受話器を取ると、
ハロー、保健省です。
2度めのPCR検査があるから降りてきてね。
と、いうものであった。
お役人はいつも、突然に電話をかけてくる。
そういう権利が、自分たちにはあると思っている。
「降りてきてね」とのひとことは、
今すぐに来い
という意味であった。。
前回、「もう少し待ってもらえない?」と聞いたら、
「あと15分しかチームがいないから、早くね」
と言われたもんね。
しかし、検査チームがあと15分しかいないというのは、
本当ではなかった。
検査は少なくとも、そこから1時間近く続いていたと思う。
え?
ニュージーランド人のテキトーな時間感覚だろうって?
そういえば、その通りかもしれない。
お役人は嘘を言ったわけではないのだ(^_^;)
ところで一回目の検査結果は?
検査をする場所はホテル内だが、
窓を全開にしているので寒い。
前回はひざ掛けを持っていったが、
今回はちゃんと上着を着て1階へと降りていった。
不思議なものである。心は落ち着いていた。
2回めというのは、初回と全く心持ちが違う。
もう、することは分かっている。
拒否できないことも分かっている。
工程も、所要時間も分かっている。
これから起こることが「分かっている」というのは、
danekoにはものすごく大事なことであった。
だだっ広い待合いスペースに、
海軍の士官がいるのも前回と同じ。
彼はdanekoを見ると、そこに座って待つように言った。
![](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2019/02/danekos.jpg)
あのー、一回目の検査結果をまだもらってないんだけど。
とたずねると、ちょっと驚いて彼は聞いてきた。
![](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2019/02/boy.jpg)
それ、一回目はいつしたの?
と返されたので、Day5だったと答える。
彼は、ちょっと首を傾げて、
![](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2019/02/boy.jpg)
まだ来ていなくて2回めに呼ばれてるってことは、
陰性だったんじゃない?
陰性だったんじゃない?
と答えた。
danekoは、彼の答えに飛びついた。
![](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2019/02/danekos.jpg)
やっぱり!そうだよね!そう思うよね?
とウルウルして喜んでいるdanekoを見ると、
海軍士官は一抹の不安を感じたのだろう。
![](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2019/02/boy.jpg)
あ、でも分からないから、保健省の人に電話で聞いてみてね。
と逃げられてしまった(-_-;)
ああ、また電話かあ。。
もう、意地でも掛けるもんか。
検査の看護師に覚えられていた
待っている人も、今回は2名だけ。
danekoの番はすぐに来た。
部屋に入ると、細長いデスクに、
看護師さんたちが並んで座っている。
それも一回目とまったく同じ。
danekoはまた、
鼻血が出やすいと言わなきゃ、と思っていた。
綿棒をゴリゴリ鼻に突っ込まれてはたまらない。
初回と同じようにしてもらうのだ。
すると、近づいてきた看護師さんが、
![](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2019/02/obasan-1.jpg)
アラ、あなたのこと、覚えてるわよ
と、danekoに話しかけたのだ。
![](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2019/02/obasan-1.jpg)
たしか、優し〜くすれば大丈夫だったのよね?
と、言ってきたので驚く。
前回の検査から1週間がたっていた。
この人達、一日に何百人も検査しているはず。
それなのに、なぜdanekoのことを覚えているのだろう?
それも、詳細までハッキリと。
着ているものは、前回とは違うし、
マスクをしているから、顔はそんなにわからないと思う。
だが、danekoの何かを見て、
看護師のオバサンは前回のことを思い出したのであった。
アジア人が少ないから?
いやいや、ちゃいにーずもいるし、チラホラいますよ。
不思議には思ったが、ラッキーなことではあった。
オバサンは、danekoを検査の椅子に案内し、
検査担当を呼び、また何かささやいていた。
検査担当は、danekoの椅子に近寄ってきて、
じゃあ、ゆっくり優し〜くするから、
ちょっとの間ガマンしててね
と、前回と同じく、
ゆっくりとdanekoの鼻に綿棒をそろそろと入れていった。
あっという間の20秒間。
今回は、涙も出ずに検査は終わった。
danekoのカラダもちょっとだけ、
PCR検査に順応したのかもしれない(^^)v
なにはともあれ、検査はサクッと終わり、
オバサン看護師たちの笑顔に見送られ、
danekoはその場所を後にしたのであった。
ちなみに検査結果がまだ来ないと言ってみたのだが、
「電話してみて〜♫」
とここでも言われただけであった。
誰もが、
danekoの検査結果などに興味がないようだった。。
ホッとしてワインを買う
お部屋に帰るとき、ロビーを通る。
![isolation hotel 2020 monitor](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2020/07/isolation-hotel-2020-monitor.jpeg)
本日〜翌日にかけての便がこんなに少ない。
世界は変わり果ててしまったのだ。
欠航になっている上海便は、中国南方航空。
でも、ニュージーランド航空の上海便は飛んでいる。
ロサンジェルス、デリーなどなど、
危ない場所からもまだ飛んでいるんだなあ。
![isolation hotel 2020 monitor2](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2020/07/isolation-hotel-2020-monitor2.jpeg)
おお! こちらはにぎやか。
と思ったら、国内線の出発便である。
ひところよりは減ったのだろうが、
国内移動はしっかりとできる態勢になっていた。
ビジネス路線である、
クライストチャーチとウェリントン行きが多い。
そして、バーエリアを通る。
なぜだかパブロフの犬のように、
バーカウンターを見るとなにか買いたくなる。
正確には、何かではない。
ワインを買いたくなるのだ。
翌日、オンライン試飲を控えていた。
今回のお題は、danekoのホテルでも買えるメルロ。
ホテル内では29ドルだが、
街のワイン屋やカウントダウンでは12〜13ドルであった。
ホテルの客って、
やっぱボッタくられていますね(T_T)
![isolation meal 2020 day12 D](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2020/07/isolation-meal-2020-day12-D-1.jpeg)
ベジタブル・チョップ・シュエイ
チョップ・シュエイ=chop suey とは、
八宝菜+ご飯のことらしい。
ワインは、まだソーヴィニヨンブランが残っていた。
![isolation meal 2020 day12 D3](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2020/07/isolation-meal-2020-day12-D3-1.jpeg)
それにしても、人参がでっかくてたくさん。
インゲンは、少し火が通り過ぎである。
が、まあ、キウィが作る中華料理?
求め過ぎはいけませんね。
![isolation meal 2020 day12 D2](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2020/07/isolation-meal-2020-day12-D2-1.jpeg)
このアングルで撮ると、美味しそうに見える?
上から撮るといい感じ。
この日、サラダがものすごく水っぽかった。
サラダのグリーンは、水切りが命。
だというのに、
![isolation meal 2020 day12 salad water](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2020/07/isolation-meal-2020-day12-salad-water.jpeg)
このていたらくだ。
お昼ごはんのサラダも同様であった。
なんか、このホテルの厨房に、
ものすごく料理の分かってない人間が混じっている。
せっかくシェフが美味しいメインを作っても、
サイドが悪ければ台無しである(ー_ー)!!
danekoたち帰国者にとってはタダ飯であるが、
NZ政府はちゃんとお金をホテルに払っているのだ。
救世軍のボランティア料理ではないのだから、
やはり、食べれるものをつくってもらいたい。
ハア〜、それにしても、
食事は不毛に終わったけど、
PCR検査2回めが無事に終わってよかった。
ところで・・・
今度は結果が来るのだろうか(?_?)
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danekoのタダ飯日記、文句が多いワネ(~_~メ)
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