danekoのNZホテル隔離日記はシリーズです。
一つ前の記事はこちらをどうぞ♬
さてさて、そろそろ大詰めを迎えそうな、
ニュージーランド・ホテル隔離日記。
本日はご質問が多かった、
隔離ホテルでの運動事情をお送りします。
この朝ごはんもあと数日で終わりか?
おはようございます。
ニュージーランド・隔離ホテルの朝がやってきた。
誰にも起こされない。
誰もドアをノックしたりしない。
寝ていたいと思えば、
朝の検温と問診が来るまでは寝ていられる。
それはだいたい、午前10時〜11時くらいかな。
誰かが電話をくれたり、
部屋を訪ねてくれるというのはいいことだ。
たった一人の隔離生活でも、
疎外感を感じずに済む。
部屋のドアから時折差し込まれる、
保健省やホテルからのお手紙には、
よくやってますね!もう半分過ぎましたよ!
だとか、
国民みんなのために、あと少し協力してくださいね!
などのフレンドリーなセリフが散りばめられており、
まさに隔離者でもワンチームの一員だという気持ちを、
盛り立ててくれるのがこの国の素敵なところ。
![isolation meal 2020 day13 B](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2020/07/isolation-meal-2020-day13-B.jpeg)
いつもの朝ごはん。
ヨーグルトはイチゴのフレーバー。
もちろん、
フレーバー無しのプレーンタイプも選べます。
![isolation meal 2020 day13 B2](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2020/07/isolation-meal-2020-day13-B2.jpeg)
注文していないのに、ペイストリーが来た。
このホテル、ときどきサービス品を紛れ込ませてくる。
なんだろうな、
danekoが遠慮していると思うのだろうか?
せっかくなので、少しいただく。
ホテルベイクのペイストリーなので、味は悪くない。
ただ、甘いパンを食べる習慣がないだけだ。
色の悪いりんごジュースは美味しい。
子供の飲み物と思っていたけれど、
これからは帰宅してもりんごジュース一択だな。
あなたはこれからどうするの?
お昼前に、電話がかかってきた。
お、っと。
もしかして、
昨日のPCR検査の結果であろうか?
と、受話器を取ると、ホテル常駐のナースチームからだった。
ハロー、ちょっと確認しておきたいんだけど。
ここを出てから、あなたはこれからどうするの?
という、ご質問である。
はてさて、2度めの検査結果は陰性だったのか?
それとも13日目には、誰にでもこの質問をしているのか?
どうも、真実は後者のようであった。
danekoが、自分の家に帰ると告げると、
どうやって家に帰るの? 手段はある?
とのことだったので、
・友人がクルマで迎えに来るので、
・車でオークランド市内の家に帰る
と予定そのままを伝えた。
隔離者の中には、
誰も迎えに来てくれる知り合いがおらず、
かといって公共交通機関は使ってはいけないので、
困る人達もいるらしい。
政府サイドはそれを事前に把握し、
なんらかの手段を考えてくれるのだろう。
もしも、danekoに迎えが来なかったら、
パトカーかなんかで家まで送ってくれるのかな?
それはそれで面白そうだけど・・
まあ、あまりNZ政府を困らせたい意図はないので、
danekoはお迎えを手配していたのであった。
サカナ料理に弱いホテル
ランチはお魚料理にしていた。
ベジメニューのカリフラワーにも未練があったけど、
付け合せのグレープ&フェタのサラダ
というのが地雷に思えたのだ。
ベジタリアンは、甘い料理が好きなのだろうか?
ベジメニューはしばしば甘い味付けなことが多い。
![isolation meal 2020 day13 L](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2020/07/isolation-meal-2020-day13-L.jpeg)
お!美味しそう!
と思ったのもつかの間。
サカナが臭いではないか・・・
ああー、死んだ魚のニオイがする。
ええ、もちろん死んでるんですけどね(^_^;)
サラダの水切りも、相変わらず悪い。
隔離者の楽しみはもう食事だけだというのに・・
![isolation meal 2020 day13 L2](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2020/07/isolation-meal-2020-day13-L2.jpeg)
もしかして、冷凍魚?
これはもう、
フライドポテトでも食べてお腹をふさぐしかないか。
と、ポテトを口に入れると、しねっとした食感。
ああ〜、こっちも冷凍か。
シェフが休みにでも入ったのだろうか?
昨日から、確実に食事の質が落ちている。
冷凍サカナに冷凍ポテト。
八方塞がりであった。
![isolation meal 2020 day13 L3](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2020/07/isolation-meal-2020-day13-L3.jpeg)
このチョコレートケーキ。
頼みもしないのに入っていたのだ。
しめた!
メインもサイドも駄目ならデザートでカロリー摂取?
などと目論んだのだが。。。
![](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2019/02/danekos.jpg)
ぐえ〜ぺっぺ!!!
ひとくち食べてあっさり降参。
甘くてゆる〜い、
世にも不思議なチョコケーキの前に、
あえなく無条件降伏したdanekoであった。
運動しないと足がなえますね
2回めのPCR検査の日まで、
danekoは午後5時までの外出をなるべく控えていた。
留守中に電話が鳴ったらマズい。
とういより、一回目の検査結果を逃したくなかったのだ。
しかし、むなしく待っていた6日間あまり、
danekoはほとんど身体を動かしていなかった。
部屋には通販で買ったヨガマットがあるので、
ストレッチくらいはしていたのだけど、
歩いたりしなければ、足がなえてしまう。
もう、一回目の検査結果を待つこともないだろうから、
昼間、運動でもしなければと思い立つ。
ハイ・・遅すぎますね。
![isolation hotel 2020 athletic field](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2020/07/isolation-hotel-2020-athletic-field.jpeg)
ホテルの運動エリア。
なんのことはない。
駐車場を開放してトラックを作っただけだ。
この写真を撮ったのは、午後4時半ちょっと前。
アスレチック・フィールドは午後4時半に閉まるのだ。
このクローズ時間のため、
これまで運動エリアに来れなかったのだけど・・
まあ、屋外なのでこの時期、午後5時には暗くなってしまう。
午後4時半にクローズするしかないのであった。
歩いている人がほとんどだが、
走っている人もちょっとだけいる。
同じトラックを使うので、
走る人は歩く人が邪魔になるだろうと思う。
だが、この隔離ホテルにおいては、
これ以上のものを望めないのは明らか。
誰も外の空気を吸えるだけシアワセだと思いながら歩き、走る。
そんな雰囲気が漂っていた。
そして、ほとんどの人がマスクをしていた。
走ってる人もですよ(@_@)
なんか、酸欠になりそうじゃない?
歩く人は、寒いのでマスク着用でもまあ快適だけど。
![isolation hotel 2020 fence](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2020/07/isolation-hotel-2020-fence.jpeg)
ホテルと外界を隔てるフェンス。
なんか、囚人のような気持ちになってくる。
写真に入っていないけど、
フェンスの内側にも、立入禁止のロープが張られていて。
隔離者はフェンスにタッチすることもできないのだった。
と、見ていたら、
立入禁止の内側から、外の人間に話しかけてる人がいる。
どうも、家族が見舞い?に訪れているらしい。
その距離、3メートルほど。
フィールドを監視するスタッフに許可を取り、
家族との面会をはたしているようだった。
なるほどね〜(^^)v
カレー上手なこちらのホテル
晩ご飯は、ラムカレーにしておいた。
カレーメニューには、外れが無かったからだ。
![isolation meal 2020 day13 D](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2020/07/isolation-meal-2020-day13-D.jpeg)
いいゾ〜♬
と食べ始めたが、あにはからんや、
ラム肉が脂身である。
肉自体には、
ラムの臭みがほとんど無かったので食べれたけど、
凄いアブラの摂取量だったことだろう。
danekoは特にこの期間、体重が増えた感覚はなかったが、
それは自分の満腹中枢を守っていたからだ。
え? どうやってそんなものを守るのかって?
それはですね・・簡単なんです。
・食べたいものを食べる
・食べたくない、と感じたものは食べない
・もう食べれない、と感じたら食べるのをやめる
これだけのこと。
このホテル隔離生活、食べ物はやたら豊富である。
誘惑に負けて、
3食におやつにデザート、と食べ過ぎてしまえば、
2週間後にはデブになる人もいるのでは?
danekoとて、
当たりのメニューばかりだったら、そして、
デザートもすべてピエール・エルメ級に美味しかったなら、
絶対に隔離デブになっていた自信があった(^_^;)
が、ここはニュージーランド。
ピエール・エルメのケーキが出てくることなど、
夢の中くらいなんである。
![isolation meal 2020 day13 D2](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2020/07/isolation-meal-2020-day13-D2.jpeg)
ラムカレーに、ソーヴィニヨンブランは合わない。
そんなことは分かりきっているのだが、
部屋にある、もう一本の赤ワイン。
それは、翌日のオンライン飲み会のワインであった。
daneko、
この MUD HOUSEのソーヴィニヨンブランが、
あんまりお好きではないようで、
このところ、ずっとこの白ワインが登場していた。
進みが悪く、余ってしまうからだ。
カンの鋭い読者の方々なら、
ずっと同じラベルを見てお気づきだったのではなかろうか?
![isolation meal 2020 day13 D3](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2020/07/isolation-meal-2020-day13-D3.jpeg)
ご飯にアブラがしみてはいますけどね、
カレーのグレービー(ソース)は美味しいんですよ。
本格派の味わい。
これは、白人系キウィがなかなか作れない境地では?
日本人の作るラーメンと同じく、
郷土食の奥深さが感じられるカレーなのだった。
ごちそうさま〜(^o^)
隔離生活もあとちょっと。
なんだか、ここを出るのが寂しい気持ち。
ワインを買いに頻繁に現れるアジア人なんて、
めったにいないからなのか、
ホテルの人達にも顔を覚えてもらい、
マスク越しに笑い合ったり、話しかけられたり。
わずかにコミュニティの一員のような気持ちになっていた。
でも、ここを出ていかなければならない。
もちろん、PCR検査の陰性が出ればなのだけど(^_^;)
今度こそ、検査結果は来るのだろうか??
続く。。。
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