今日は、
ニュージーランド隔離ホテルの、深い闇に切り込みたい。。
その前に、
ひとつ前の記事はお読みでしょうか?
昨年から始まったNZ入国時の隔離も1年を過ぎ、
いつ収まるともわからないコロナ禍の中、
NZの隔離ホテルも疲弊していた。。
(ドラマDr.Xのイントロ・ナレーション風に)
Day10はもう、隔離のベテラン?
はてさて、隔離ホテル滞在も、Day10となった。
毎朝のご飯と一緒に届くニュースレター。
そこには、ホテルからのメッセージが添えられている。
たとえば・・
ニューカマーの皆さん、ウェルカム!
クレジットカードでの支払いには2%のサーチャージがかかりますのであらかじめご了解を
ゴミを茶色の紙袋に入れて出さないでください
50ドル以上のお買い物は通販でしてね
最後の3日間はランドリーを出さないように。間に合いません。
などなど。
danekoはクレジットの手数料と聞いて、ムカついた(-_-メ)
だって、
クレジットカード以外のなんで払うのだ?
3,000ドルだよね?
キャッシュなんて持ってるわけない。
あ、デビットカードで払えってことか。
あれって、口座から即時引き落としだから、
好きくない人多いと思うんですよ。
それに、ポイントやらもマイルやらも貯まらないし(-_-)
ったく、ケチなホテルである。
この日も朝ごはん抜き
朝食に、
ジュースとフルーツサラダだけ食べた。
写真はなぜか、撮り忘れ。
寝ぼけていたのかなあ・・
で、昼ごはんである。
グリルした海老とオレキエッテ。
出ました。オレキエッテ。
以前出た時は、絶賛美味しかったけど、
この日は届いたときから冷めていた。
哀しい・・
冷めたパスタを食べる人生なんて・・
今週は食事のブレが大きい。
やはり、監修するシェフが違うのではないか。
見よ。切れ切れのオレキエッテ。
半月形になってるものが多い。
それとも、茹でる前から粉々になっていたのか・・
う〜む、不運である。
ドライトマトは多過ぎて、味がかえって決まらない。
ジェノベーゼソースは固まってパスタの裏にくっついてる。
そして、パルメザンも多過ぎ。
たっぷり使えばいいってものでもないのだ。
海老も茹ですぎで、食感いまひとつ。
残念。一つ一つの素材は文句なくいいのに。
変なシェフにかかると料理も台無しである(-_-;)
隔離ホテルはホテルなのか??
さて、本日のテーマ。
え? ホテルでしょ?
「隔離ホテル」っていうくらいだから。
と、思ったアナタ。
アナタは正しい。danekoもそうあってほしいと思う。
が、ちょっとまってください。
現場から、生の声をお届けしようではないか。
まず、隔離ホテルは、掃除をしてくれない。
それだけじゃない。
自分で掃除もできない。
食器用中性洗剤。トイレの洗剤。
スポンジ。
これと、トイレブラシはある。
一番安そうな、ペラッペラのプラスチックの。
まあ、これは仕方ない。
隔離ホテルでトイレブラシの使い回しはできないから。
2週間毎に捨てて、新しいものを用意する。
となれば、見栄えのいいものは買えないのだろう。
OK。トイレの掃除はできる。自分でだ。
しかし・・
ホコリだらけの戦犯は?
カーペットに掃除機を掛けれないので、
だんだん部屋がホコリっぽくなってくる。
黒いキャビネットの上を毎朝拭くのだが、
夕方にはもう、ホコリが付いている。
ヒドい時には、昼にはもうホコリが目につく。
バスルームの四隅を中心に、ホコリが渦巻いている。
モワモワっとした、灰色のホコリの固まりが、
あちこちに見える。
おまけに、
danekoの服にも、ふと見ると、白い糸くずが・・
おかしいな。なんでこんなに白いクズが付くんだろう。。
と、首を傾げていたのだが、
ある日、犯人がわかった。
それは、ホテルから配られる新しいタオル類。
タオルから出る大量の糸くずだったのだ!!
とある朝、danekoは顔を洗い、タオルで拭いた。
新しくもらったタオルである。
その後、化粧水をつけようと顔をなでると、
ザラザラっとしたものを手に感じたのだ。
おかしいな。ボロボロっと角栓でも取れたかな?
ンなはずはない。
その時、danekoはハッとひらめいたのだ。
ああ〜!犯人はタオルだ。タオルの糸くずだ!
試しにタオルを振ってみた。
すると・・・
雪が降るように、はらはらと白い糸くずが空間を舞い、床に落ちていく。
そのタオルが特別なのではない。
すべてのタオルが、糸くずだらけ(@_@)
顔をふいても、カラダをふいても、
糸クズだらけになるっていう結末。
ハア〜、、、もうダメだ。
danekoは、そう言えばとクロゼットを開けてみた。
そこには、ランドリーに出したものが掛けてある。
黒いワンピース、黒いジャージ。
どれにも、白い小さな糸くずが付いていた。
やれやれ、ランドリーもこれじゃ役に立たないな(^_^;)
糸くず戦争に、なすすべもなく・・
ホテルにいれば、毎日タオル類を使う。
バスタオル、フェイスタオル、ハンドタオル。
電話をすれば、ほどなく持ってきてくれる。
それは大変ありがたかったのだが、
こんなに糸くずだらけじゃ、安心して使えないゾ
だいたい、どうしてこんなことになっているのだ?
と、danekoは考えてみた。
たぶん・・乾燥機の糸くずフィルターじゃない?
糸くずフィルターの掃除をせず、
溜まったままにしていると、
そのクズは当然ながら、
ガランガランと乾燥中の服に戻っていく。
このホテルの乾燥機は末期的な状態にあるのではないか?
こんなにクレイジーに糸クズだらけになるなんて。
しかし、このクレイジー糸クズ問題、
根本的な解決策がない(ー_ー)!!
ホテルスタッフに文句を言ったところで、
フィルターの掃除をするとも思えない。
もしかすると、
リネンの洗濯さえ外注かもしれないのだ。
万事休す。
あと4日あまりとはいえ、
糸クズの山に埋もれて暮らすのはツラい(T_T)
で、
買ってきてもらいました。
幸運なことに、同じアパートのキウィが超やさしい。
事あるごとにメッセージしてきて、
届けてほしいものはないかと聞いてくる。
おまけに、勤め先はホテルのすぐ側だというのだ。
danekoはダイソーに行ってきてほしいと頼んだ。
彼女は二つ返事でOKしてくれた。
念のため画像を付けて、これこれと。
このコロコロ、本当に助かった。
なにより、精神面の安定に役立った。
人は、掃除できると思うだけでも、
ホッとして、安心して暮らせるものだ。
実際は、ロールが15枚分しかついてなくて、
ちょっと足りなかったけど。
カーペットのゴミや髪の毛が取れる、取れる。
これで汚部屋から一歩抜け出せるゾ。
ア、O型便座カバーは使えませんでした。
ホテルの便座はやっぱ、サイズがちょっと大きめみたい。
丸14日、座ると寒かったですよ〜(^_^;)
ま、結論としては、
2021年において隔離ホテルというのは、
ホテルの建物を使った収容所
ホテルという甘い響きに騙されてはいけない(~_~メ)
夕ご飯もパスタ
この日、なぜか夕ご飯もパスタであった。
フェットチーネだから、ロングパスタだからいいのか。
お昼はオレキエッテで、ショートパスタでしたからね。
でも、フタを開けた瞬間、パスタと思えなかった。
表面がグレモラータとパン粉で一面おおわれていたからだ。
アラまあ、入れ過ぎですよ(^_^;)
なんでも、過ぎたるは及ばざるが如し。
そうそう、グレモラータっていうのは、イタリア料理の、
パセリとレモンとニンニクのみじん切りした調味料。
すごく美味しいんだけど、
山ほどのパン粉と一緒になってて、しかもオイリー。
少し冷め気味で届いたフェットチーネはのびており、
おまけに、
容器の底にはアブラがたまっていた。
味は・・・アブラっこい。
ハイおしまい。
糸クズが舞う部屋で、冷めたパン粉料理を食べる。
そう、隔離だから仕方ないんだよね。
掃除機も借りれないシステムなんだから、
せめてお部屋のホコリくらいは抑えたいのに。
だいぶ古い歌だけど、danekoの頭には、
レミオロメンの「粉雪」がリフレインしていた。
そう、「粉雪」を「糸クズ」に変えて・・(^_^;)
【しろねこに座布団、いえポチを】
♬クズなホテルに、クズなホテルにクズが舞うゥ〜♬
アラ、これ演歌ネ(@^^)/
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