daneko、ロックアウトでノックアウト!クルマの中で野宿する⑥

locked out 201903 parking
ロックアウト事件、いよいよ終盤が近づいた!

前編を読んでない方は下記リンクからどうぞ(^_-)













海老炒飯で暖を取る



もうあきらめて、野宿だ。


クルマの中で、パンプスも脱いで脱力。

疲れた足を投げ出し、横になったdaneko


エンジンを停めると、少し寒い

明け方に向かって、気温が下がっているのだ。

だが、助手席の方から温かさが漂ってくる。


海老炒飯だ!

深夜営業の中華で13ドル。


トイレを借りるにはちょっと高いと思ったけど。

いまや、danekoを温めてくれているとは(^^)v

もうあの店の悪口を言っちゃいけないな。へへ。


白くて薄い発泡スチロール容器に、ギュウギュウに押し込まれた炒飯。

中を開けてみなくても、その重さでよくわかる。

(結局それは、翌日のブランチと夕食になった)


浅い眠り



クルマの中で野宿は初めて。


いろいろ考えることがあり過ぎたせいか。

眠りがものすごーく浅かった。


夢を見る。

夢なのか?


それともウトウトしながら考えているだけなのか。

自分でもわからない。


5つくらいは夢を見た。

死んだ両親も出てきたような。


夢に出てくるくらいなら助けてよ。

とツッコミながら、夢を見ていた。


そして、Japan Dayに遅れる夢。

ロングプリーツのままで困っている。


ああ、家に入れなかったのだ(T_T)

しかも約束の時間に遅れている。

なぜか会場に入れない。


いや困るよ、それは・・

やだよう、やだよう。。

と、叫びそうになって、目が覚めた。


daneko、

心配や不安が、すぐ夢になって出てくるのである。


そうだ、もう一度



時計を見ると、午前6時前。

あーあ、結局2時間も寝てないよね。


半分以上、ウトウトしてただけなんでは?

本日の睡眠は一時間?

これでイベントに行くのはキツいなあ(^_^;)


窓の外は、ちょっと明るくなってきたような。

夏の終わりのオークランド。


日の出は午前7時くらいだから、まだ日の出前。

が、外気も温まってきているのだろう。

クルマの中ももう前ほど寒くなかった。


ふと、danekoは思いつき、ロックスミスに電話した。

早起きの、奇特な人がいるかもしれない。。

じーこ、じーこ、

Hello, Locksmith
とおじちゃんの低い声が。

アンサーホンではない、生の声だ!

danekoは思わず涙ぐみそうになった


やった!これで助かった(?_?)


やったゾ!

これで助かるかも!!


とdanekoは事情を話し出す。

っていったって、簡単な話だ。


・Locked out されていること

・来て解錠してほしいこと


の二点をを伝えるのみ。

が、おじちゃんは、
電話を切って。俺からテキストするから名前と住所を送ってくれ
という。


切ったらそれっきりなんてこと、無いよね??

と不安になったが仕方ない。


電話を切って、テキストを待つ。

テキストというのは、日本で言うショートメールメッセージのことだ。


1分も立たずに、メッセージは来た。ほっ。

名前と住所を入れて、返信。


帰ってきた答えは、

行けるけど、45分後。OK?
えええ~!

もちょっと早く来てほしいゾ(-_-)


でもまあ、ここでもっと早くと言ってもねえ・・

圧倒的に弱い立場だし。


一応、「出来るだけ早く来てね」とは添えておく。

でないと、どんどん遅れるかもしれないNZ時間なのだ。


もうちょっと、寝ようか。。



danekoのアパートの住所は伝えたものの

アパートの前の道にクルマは停められない。


かといって、もう車庫にも入れないし。

それより・・

玄関のオートロックは開くのか(?_?)


クルマを出すときには、運良く開いていたけど、

今となってはロックされているかも。。。


danekoは寝ているどころじゃなくなり、クルマのエンジンを掛けた。

アパートの前をむなしく通り過ぎる。

あそこに自分の部屋があるのに、入れないのだ。


下の部屋に、もう灯りがついている。

あ、Jのとこ、もう起きてるんだ。


Jとは会うと挨拶して、世間話をする間柄。

いっぺんワインをごちそうになったこともある。

(前回ロックアウトされたときだ。。。)


そう、前回は、

ロックスミスが来るまでdanekoたちを部屋に入れてくれて。

ワインまで出してくれたのである(^_^;)


でも今回は日曜日の早朝ではないか。

助けを求めるのも、悪い気がする。


danekoは坂道のどん詰まりにクルマを停めた。

満車だったけど、まだ早いから、ちょっと失礼。


エンジンを止め、ドアを開けて外に出る。

爽やかな朝の空気が、ちょっと憎らしい。


アパートの玄関まで、坂道を登ってゆく。

パンプスがカツカツ音を立てるのがちょっと困る。


Jが気づいて、下を覗いたら・・

ロンスカで、朝帰りのdanekoと思うだろうか。

それもちょっと心外だけど(^_^;)


で、親切なJのこと。

困っているといえば、家に入れてくれようとするだろう。

パートナーの女性も、いい人なのだ。


できるだけ、気付かれないように、忍び足で歩くゾ。。


玄関ドアは。。。


danekoのアパート。

玄関ドアは8世帯で共有という造り。


他に幾つかある玄関ドアも、

何件かで共有しているオートロック。


しかし、danekoのブロックの玄関ドア、午前2時過ぎは開いてたんだよね。


オートロック、壊れているのか。

NZではよくあることだ。

それとも、誰かが甘く閉めていたのか。


danekoがレバーをカチャカチャ動かすと、

ドアはすっと開いたのだった。


よ、よかったあ。神様ありがとう。

これでJに玄関の解錠を頼まなくても済む。


もしも・・

ロックスミスが来たとしても、だ。


自分の部屋のドアは開けてくれるだろうが

共用玄関まで開けてくれるか(?_?)


ここは非常に怪しいところ。

だってそれならどこだって泥棒し放題じゃない?


万が一、

玄関ドアも開けてくれるとなっても、

2箇所の解錠が必要になるってわけ。


そしたら、2箇所分のおカネを払わなきゃいけない。

ケチなdanekoには、それは打撃だった。


郵便受けに入っていたチラシをドアに挟んだ。

これで、誰かが閉めない限り、玄関は閉まらない。


なんにせよ、もうじき、ロックスミスが来るのだ。

danekoの長〜い夜もようやく終わりそう。。。


もうちょっと、続く・・・




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