手術をして以来、
痛み止めが手放せなかった。
痛みに過敏な体質なので、
痛いとすべての動きが止まってしまう。。。
痛むのはいつ?
danekoがもらっていたのは、
ロキソニン、という名の小さなピンクオレンジの錠剤。
それと、なんだったか胃薬。白い小さな錠剤。
ロキソニンで胃を悪くしないためだ。
danekoは胃が強いほうなので、
胃薬は適宜飲むこととし、常用は避けた。
![daneko illness 2020 cup & medicine](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2020/04/daneko-illness-2020-cup-medicine.jpg)
なにしろ薬などめったに飲まない身。
「おくすり手帳」すら持っていないのだ。
そんな入院患者はこの病院でdanekoだけだったろう。
「おくすり手帳」を持っていないと言ったら、
看護師さんが目をパチクリしていたから。
ロキソニンは、術後2日目から、一日3回。
朝、昼、晩の食後となっている。
だが、傷が痛むのは、夜中が主だ。
リハビリの筋肉痛なのか、
それともオペの傷跡が痛むのか、
見えないのでわからないまま、不安がつのる。
晩ご飯を午後6時には終え、薬を飲むと、
夜中に薬が切れることがある。
夜、電気が消えた中で脚が痛む。
不安だが、ナースコールするほどではない。
danekoは一番若くて元気な患者ということになっており、
ちょっとのことでコールをしたら嫌がられそう?
ほとんどの看護師さんは親切だが、
夜間は二人体制。
手薄なのは間違いない。
もっと重篤な状態の患者さんとか、
80代・90代の患者さんもいるのだ。
danekoごときが痛いからとて、
夜中にコールボタンを押すのはためらわれる。
飲み薬が効かない時は・・
それに、danekoは知っていたのだ。
ロキソニンは一日3回。
それ以上は処方してもらえない。
なのに夜中に痛い痛いと騒ぐとどうなるか?
・・座薬を入れられるのだ(^_^;)
これは看護師さんから聞いていた。
座薬なんて、気持ち悪いし恥ずかしい。
そこでdanekoも考えた。
夜中に痛みから逃れるには・・・
![](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2019/02/danekos.jpg)
そうだ!夕食後の分を飲む時間をずらそうっと♬
と、いうわけで、
![daneko illness 2020 medicine](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2020/04/daneko-illness-2020-medicine.jpg)
夕食後でなく、消灯前に飲むことに。
消灯は午後9時。
薬の効き目は6時間と言われている。
アレ??
午後9時に飲むと、午前3時には切れるってこと?
たしかに毎日ではないのだが、
午後9時くらいに薬を飲んでも夜中の3時以降、
たとえば午前4時くらいに目が覚めることもあった。
痛みで目が覚めるのはツラい。
追加の薬は朝まで飲めない・・・
そんな哀しいジレンマの日もあった。
午前4時から朝まで、
まんじりとせず過ごす辛さ。
入院しててもリズムは大事
入院患者なのだから、ヒマだからいいでしょ?
とお思いかもしれないが、
なんのどっこい、
睡眠不足はいただけない。
睡眠不足で朝を迎えると、
次の日のリズムがめっちゃ狂う。
午前中は診察やらリハビリやらお風呂やらで忙しいけど、
昼ご飯を食べ、午後のリハビリのあとから、
夕ご飯までは自由な時間。
ここで、眠いからと寝てしまったこともあるが、
その日の夜は眠くならずに散々であった(^_^;)
運動量が少ないですからね・・
午後9時消灯といっても、
午後10時半くらいまではTwitterを見たりして起きている。
なので、6時起床の身としては、
朝6時までは寝たいところなのである(ー_ー)!!
廊下に並ぶ入院室の中には、
昼間はドアを開けている部屋も多い。
夕ご飯のあと、廊下を歩いていると、
ちょっと、眠剤はまだかね。。
とか、
眠剤を増やしてほしいんだけどね・・
などと、看護師さんに相談する声が聞こえる。
「眠剤」とは睡眠誘導剤のこと。
やはり、入院生活が続く中で、
睡眠のリズムが狂う人も多いようだった。
お年寄りというのは、
なんだかんだ、お薬が好きである(^_^;)
対処療法にすぎないと知ってか知らずか、
とりあえず薬に頼る人が多いですね・・
danekoの両親も、そうだったなあ。
痛み止めの間隔が空いてきた
そんなこんなで、
痛みと戦いつつの2週間。
danekoのカラダも回復してきたのだろうか。
一気に楽になってきたその頃、
手元のロキソニンが余るようになってきたのだ(^^)v
痛くないときには、飲まないようにする。
やっぱ、薬漬けはコワいですからね。
鎮痛剤は、一回分ずつ透明の袋に密封されており、
「3月15日 朝」のように飲むべき日が記入されている。
それが、だんだん実際の日付とズレていく。
半日ずれ、一日ずれ、3日ずれ・・
というふうに、手元に薬が余っていくのだった。
幸いにもこの病院、
danekoのような元気な?患者にそこまでうるさくない。
薬を飲もうと飲むまいと、自由だった。
中には見張ってて目の前で飲ませるような病院もあるけど。
![](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2019/02/danekos.jpg)
これだと、退院時には大量の痛み止めをお持ち帰りかなあ。。
な〜んていう具合になってきた。
2週間がすぎた頃から、
痛み止めは一日一回が基本となった。
夜寝る前に飲む。
忘れた時は、夜中に痛かったら飲む。
痛みは〇〇と密接な関係がある
ところが、
一日一回で済まない日もあるのだ。
それは、天気の悪い日。
どんよりしていたり、雨が降っていたり。
そんな日は例外なく痛む。
雨が降っていなくても、低気圧が来る前とか、
風が強い日に痛むこともあった。
ただ、午前中は痛みは出ない。
午後から夜にかけて、グズグズと痛みが出てくる。
そういう時は、
リハビリの前にロキソニンを飲んでいた。
リハビリのときに痛むと、
動きが悪くなってせっかくのリハビリが進まないからだ。
これでは、
![](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2019/02/danekos.jpg)
おカネ払って入院している甲斐がないゾ
などと考えたケチなdaneko。
療法士さんが部屋に来る前に、クスリが効いているよう、
昼ご飯のあとに飲んだりしていた。
いつになったら、
痛み止めとお別れできるのだろう?
一日一回とはいえ、薬は薬。
飲まないのに越したことはない。
![](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2019/02/danekos.jpg)
ロキソニン中毒になったらどうしよう(?_?)
そう、入院して、断酒断コーヒー。
アル中でもなく、コーヒー中毒でもないことがわかったのに、
退院する頃には痛み止め中毒になってたりしたら、
悲劇である。。。
だが、このロキソニンとの攻防は、
退院してもしばらくの間続くのであった。
そして、入院食日記
パン食の日は、ポタージュ系スープが多い。
![hospital meals 0319B](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2020/04/hospital-meals-0319B.jpeg)
朝ご飯
・ロールパン
・かぼちゃのポタージュ
・野菜炒め
・りんごジャム
・牛乳
牛乳は、午後の一杯のために取っておく。
しばしば、コーヒーを飲み忘れるので、
冷蔵庫には牛乳パックが貯まっていく。
それを古い順から飲む。
ときたま、そのまま飲むこともある。
好きではないのだが、なんとなく・・
![hospital meals 0319L](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2020/04/hospital-meals-0319L.jpeg)
昼ご飯
・白ご飯
・具だくさんみそ汁
・鶏の照り焼き・サラダ添え
・こんにゃくと人参、フキの煮物
・みかん(缶詰)
この日はサラダに味がついていなかった。
アラアラ、味無しか・・
と思い、他の物を食べていたのだが、
看護師さんが慌てて回ってきた。
![](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2020/02/img-1.png)
ドレッシングですよ〜!サラダまだ食べないで〜!
と言って、
1.5リットルのドレッシング・ボトルを持ってきた。
danekoはひとくち食べただけだったので、
ドレッシングを掛けてもらえて良かったが、
他の部屋からは、
サラダもう食べきったよ〜
という声が次々と聞こえてきて、
なんだか楽しかった。
どうもこの病院、
ドレッシングやソースを掛けるのは、
看護師さんの役目らしい(^_^;)
![hospital meals 0319D](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2020/04/hospital-meals-0319D.jpeg)
夕ご飯
・白ご飯
・具だくさんみそ汁
・魚のみぞれ煮・人参といんげん
・素麺のサラダ
・もずく
・・・微妙なおかず。
こういうときには、
自前のごま塩でご飯をたべ、
味噌汁と、野菜と海藻で終了。
かなり寂しいが仕方ない。
![daneko illness 2020 souvenir2](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2020/04/daneko-illness-2020-souvenir2.jpeg)
北海道の方からいただいた、
六花亭のレーズンサンド。
食べたいな〜と思いつつ、
絶対に食べきれないだろう自信があって、
3日ほど放置していた。
どうせ食べないのだろうと心を決め、
看護師さんたちに差し入れ。
退院したら、
好きなものを食べるぞ〜(^o^)
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