この記事は、その2の続きです。
機内に乗りこむ時も、緊張しない。
それが日系航空会社の良さでもあるし、
異国情緒を味わうなら、まあ物足りない。
しかし、そんなロマンティック?な旅情より、
danekoは今、安心感を求めていた。
なので、今回ANA一択だったのである(ー_ー)!!
チケット予約のてんまつ
少し前まで病人だったしね。若くないしね。
と、いうことで、ビジネスクラスを狙っていた。
ANAのシドニー便は、
6月16日に再開したばかりだ。
さっそく乗ろうと思ったのだが、なんと!
シドニーでオークランド行きに乗り継げない!
17日はシドニー〜オークランドが飛んでない?
たしか一日に何便か有ったよね、この路線。
もちろん、ニュージーランド航空である。
danekoはドキドキして震える手で日付をたどり、
オークランドに帰れる日を確認し、
その後、アメックスに頼んで予約した。
何かが起こりそうな時には、
旅行会社経由のチケットのほうが何かと便利。
カード付帯の保険もスムーズに降りる。
ビジネスクラスがいいな。。。
でも、お値段高いよね(-_-;)
なんとかならないかな。。
と、ビンボーなdanekoは無いアタマを絞り、
格安でビジネスクラスに乗る方法を考える。
ここにも幾つかの、道があるのだ。
手っ取り早いのは、マイルを使って航空券を取ること。
しかし、やはりマイルが貯まる航空券を買いたいものだ。
ならば・・あの、奥の手がある?
昨年10月に、フランスに行った時もその手を使っていた。
惜しみなく、読者の皆さまにご紹介しますよ(^_-)
まずは、ANAのホームページに行きます!
1. プレミアム・エコノミーのチケットを購入する
2. その際、「アップグレード可」のチケットを選ぶ
3. また、ビジネスに空席があることを確かめる
2と3は、航空券検索のページからすぐに分かる。
4. 空席があるとわかったら、購入する
5. 購入後、「アップグレード」のタブから申し込む
6. マイルかポイントでアップグレードを支払う(この時点ではまだ減算されない)
7. ANAからのお返事を待つ(メールか電話が選べる)
と、この方法で、大抵はアップグレードできている。
danekoは今回、貯まっているポイントを使うことにした。
これは、ステータス・マイラーがもらえるポイントなので、
ANAのステータスがない人は、マイルで払ってくださいね。
シドニー行き、空いていたのか、
買ったのとほぼ同時にアップグレードのお知らせが来た。
航空券の購入メールとほとんど同時。
でも中には、出発当日まで待たされることもあるそうだ。
そうそう、danekoもファーストクラスにアップしたときは、
当日空港に行くまで結果がわからずドキドキだった。
その昔、家族で香港に行った時も、
マイルでのアップグレードでちょいと苦労したなあ。
あのときは人数が多かったし(^_^;)
しかも、ひとり行けなくなってお留守番もでた悲劇。
ま、そんなふうにして、
ビジネスクラスを格安で買ったのである。
とはいえ、そんなに安くもないんだけど・・
ホントに安くビジネスクラスに乗ろうと思ったら、
やはりマイルを貯めて乗るのが一番であります(キリッ)
飛行機乗らなくてもマイルは貯まりますからね♬
ボーイング787-9 座席とアメニティ
この日の出発時刻は、午後10時半。
うわ〜!やっぱいい時間帯だね。
さすが、羽田ーシドニー路線!
さすが、羽田ーシドニー路線!
と娘danekoが感心したように言った。
東京の人が、仕事を終えて乗り込める時間帯。
これが羽田のゴールデンタイムなのだ(^^)v
今回、ムスメは見送り当番なので残念そう。
乗り込むと、
こんな機内。
スタッガード座席と言って、
すべての座席が通路側。隣もいない。
機内図は、こんな感じ。
オススメは、窓側が椅子になっている座席。
お隣の通路側がテーブルになってるので、
他の客が見えにくく、プライベート感がある。
窓側席でも、通路側がシートになっているところは、
他のお客さんが見えるし、通路を通っていく人が気になる。
よってオススメはしないのである(ー_ー)!!
ラウンジで飲めなかったシャンパーニュをいただき、
さっそく、脚を延ばしてくつろぐ。
羽毛のダウンケットなので軽くて暖かい。
そして、足のところが袋状になっているから、
足を入れると羽毛がずれない工夫が(^^)v
こういうちょっとしたことが、
外資の航空会社にはマネできぬ心遣いなのである。
コロナ感染は怖いけど、ヒコーキは好きだなあ。
そしてこの日、シドニー便はガラ空きだった。
ビジネスのエリアに5名ほどしか客の姿がない。
daneko以外の4名はすべて外人ビジネスマン。
なんかいつもアウェーなんである(^_^;)
深夜便は眠ってしまうのが一番
午後10時半、ほぼ定刻での出発。
空いているからか、ここ最近は、
飛行機の遅れがほとんど無いような。
食事やワインも楽しみのひとつだろうが、
深夜便では要注意。
深夜食の食べ過ぎ飲み過ぎ、キツいですよ〜
ましてや、気圧の低い機内での飲食はカラダにこたえる。
お腹が重くなって眠れなくなったりしやすい。
そうなると、飛行機を降りてから睡眠不足で不調。
よってジェットラグ(時差ボケ)がひどくなったり、
到着地でまったく楽しくなかったり。
まあ、若者ならいざ知らず、
若くない客に深夜便の飲食は罪作りだ。
danekoは、温かいほうじ茶でも飲んで寝ようと思ったが、
寝酒にシャルドネを飲むことにした。
ワインリストに、興味をそそられるものが有ったからだ。
コロンヴィア・ヴァレー・シャルドネ。
アメリカはワシントン州のワイン。
西海岸・オレゴン州の北どなり。
米国では冷涼な地域のシャルドネを、
NZシャルドネと比べてみたくなったのだ。
(寝酒は推奨できないのだけど・・)
そして、ワインと一緒にローストナッツをいただく。
これぐらいなら、いいぢゃないか(?_?)
スタッガードは、180度リクライニングできる。
エリアに5名ということは、
隣の席ももちろん空いている。
こういうときは。。
じゃっじゃじゃ〜ん!
CAさんにお願いして、
通路隔てて空いている席をベッドにしてもらうのだ。
これで、機内ライフは信じられないほど快適に。
なぜかといえば、
・好きな時に寝て、
・好きな時に起きてすぐ隣の席に座り、
・荷物を置けるスペースも確保できて便利
いくらビジネスクラスと言っても、
荷物を置けるスペースは限られているし、
シートをベッドにしてしまうと、
手荷物や自分のスリッパや靴。
これらを置く場所がけっこう手狭になるのだ。
でも、空いてるときしかできません(^_^;)
朝ごはんは、食べておく
danekoが寝ようとしていると、
CAさんが気遣って、お水のボトルを持ってきてくれた。
もう、すでに一本もらってあるのだが、
「お手元にどうぞ」と余分にくれた。
確かに、脱水症状は怖い。
口中も湿らせておいたほうがいいし。
などと思いつつ、けっこう爆睡(-_-)zzz
目が冷めた時はもう、
ビジネスマンのオジサマ達が、
朝の珈琲を楽しんでいるタイミングであった。
アラアラ、とモニター画面をタッチすると、
到着まであと1時間30分。
すぐにおねーさんがやって来た。
朝ごはんには、ギリギリだろうか?
昨晩のディナーもすべてお取り置きしてございます。
朝食と一緒にお召し上がりになりませんか?
え、いやいや、
2食もいっぺんに食べれません。さすがに。
と心の中でつぶやいて、和食を頼んだdaneko、
だがお言葉に甘えて、ディナーメニューからサラダを。
しめしめ、このトラウトサーモンのサラダ、
食べたかったのよ(^q^)
食べたかったのよ(^q^)
と、いうわけで、
朝ごはんがやって来た。
サラダを足したので、量がたっぷり。
しかし、トラウトサーモンの質は大したことなかった。
ちょいと魚臭かったので、アスパラだけいただくことに。
それでも、十分過ぎる量であった。
白甘鯛の蒸し物は思いの外美味しくて温かい。
ニュージーランド航空なんかとは違い、
俵型の白いご飯も美味しく炊けているゾ(ー_ー)!!
手前の、日の丸のシールが貼ってあるのがご飯です。
日本らしくていいですね。
左のところてんも、別添えの酢醤油がちょうどよい加減だった。
ごちそうさま。
おかげさまで、ゆったりとくつろげた。
やはり、本物の5スターは快適です。
え?どこが本物じゃないんだって? それはヒミツ。へへ。。
これから、いい思い出が一つもないシドニー空港だ。
食べるものも、あるかどうかわからない。
danekoはもうずっと飛行機を降りずに、
乗っていたい気分に駆られた。
親切なANAのおねーさんたちと、ずっとこの機内にいたい。
ハイ、そう、とんだ迷惑ですよね(ー_ー;)
おねーさんたちに笑顔で見送られ、
後ろ髪を引かれなからヒコーキを降りると、
シドニー空港のヒヤッとした冬の空気が冷たかった。
その4に続く・・・
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楽しく拝見しました。「ニュージーランド航空なんかとは違い、俵型の白いご飯も美味しく炊けている」には強く同意!いまどきどうやったらあんなふうに美味しくなく炊けるのか、いつも?でしたので。
ANAのプレミアからのアップグレード、私も時々やります。基本運賃安くないけど、ビジネスクラスのベッドとワイン代で。ワイントン州のシャルドネ、興味ありまーす。
kanchanさま
ありがとうございます。
ANAの機内食白飯、進化していると思います〜。
エコノミークラスでも、手抜き感のない食事がガイジン客を虜にしているようですよ(^^)
アメリカのシャルドネ飲むなら、冷涼気候のオレゴンやワシントン州のが好きなんです!