この記事は、その1から続いています。
さあ、荷造りには苦しんだけど、なんとか出発。
この時点では、
幾つかの致命的な忘れ物に気づいてはいなかった。
ふだんであれば、何気ないいつものコース。
それが、
今やけっこうな困難に満ちていると知ることになる。
予想される困難とは・・
まず、福岡空港に着くと、
「とりあえず、羽田まで」と言って荷物を預ける。
なぜか?
これから、2度乗り継ぎがある。
福岡〜羽田、
羽田〜シドニー、そして、
シドニー〜オークランド。
羽田についたら、娘danekoが待っている。
そして荷物の詰め替えがあるのだ。
今回のコロナ対応の中で、
一番の難関が、この「機内預け荷物」であった。
danekoのチケットは、通しではない。
ANA発券のものと、
ニュージーランド航空発券の部分がある。
これを一つにつなげ、
荷物をオークランドまでスルーにしなければならない。
シドニーでいったん荷物を受け取ることになると、
それはもはや、「入国」扱いになる。
danekoはオーストラリアへの入国はできないのだ。
乗り継ぎだけにしなければならない。
だが、ややこしい手続は羽田でするつもりだった。
福岡空港のANAスタッフは、こういうことに不慣れなように思う。
たとえば、こんな事もあった。
過去のトラブルから、福岡空港を、
いまだにあまり信用していないんである(^_^;)
夕暮れの富士山に感動!
めんどうな手続きを先延ばしにしたので、
国内線扱いとなり、すぐに手続完了。
手荷物もひとつ預けて軽々の身に(^^)v
ラウンジで鶏めしお握りでもと思ったら、
鶏めしもいなり寿司も消えていた。
あるのは、パックされたお握り。
ラップフィルムに包まれたコンビニ・バージョンだけだ。
danekoは仕方なく、梅のお握りを一つ取った。
荷造りが大変で、お昼抜きだったのだ。
danekoの不安をよそに、羽田便は無事出発。
ところがなんと! 機内はびっしり満席であった。
ひえ〜! この時期に満席とは(@_@)
思わぬ濃~い3密。しかも逃れられぬ。
だが・・ごほうびもあった。
![mt fuji 202006 ana](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2020/06/mt-fuji-202006-ana.jpeg)
富士山が、雲から顔を出していた。
夕暮れのピンクの雲とともに♬
下界はきっと、曇りか雨なのだろう。
雲海から、8合目?9合目?より上だけが出ている。
飛行機に乗って富士山が見えると、
その旅を祝福されたような気持ちになる。
ちょっといい気分で、danekoは飛行機を降りた。
羽田空港第3ターミナルへは京急で
福岡ー羽田便は第2ターミナルに着く。
そこから連絡バス・・というのは、
けっこう面倒くさい。
なぜって、
自分で荷物を持ってバスのステップを乗り降りするのだ。
23キロギリギリの重いスーツケース。
できれば抱えたりしたくなかった。
そこで、電車だ。いつもの京浜急行。
たったの2分ほどで着くし、降りればすぐにターミナル。
ANAのおねーさんが、
今現在、連絡バスの本数が減っているんですよ。
インフォメーションで京急のチケットを無料でもらえるはずです。
とささやいてくれたので、シメシメ。
無料のチケットをゲットしに、地下のインフォメーションへ。
そしたら、手続きがけっこう面倒だった。
パスポートやEチケットを見せたり・・・
アホなdaneko、140円のために、
快速特急を一本逃してしまったではないか。
やはり、
タダほど高いものはないのであろうか?
danekoは呆然として、
目の前でドアが閉まる快特(快速特急)を見送った。
第3ターミナルは激ヒマ!
さてさて、10分後、次に来た急行に乗る。
どうせ次の駅だから同じこと。
そこで、娘danekoとおち合い、
荷物を再チェックして詰め直し。
大切な液体物(化粧品)をスーツケースに移しておく。
シドニー空港で、ポイされては大変だから。
![haneda intl 202006 empty](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2020/06/haneda-intl-202006-empty.jpeg)
空港は、見渡す限り人がいない。
バリケードのように閉鎖されているカウンター。
車椅子、こんなに有ったんだな。
今では使う人もほとんどいないのだろう。
以前のようにお客が戻る日はあるのだろうか?
![haneda intl 202006 ana](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2020/06/haneda-intl-202006-ana-.jpeg)
ANAのチェックイン・カウンターへ。
ここにだけは、人がいた。
シドニー便で飛ぶ人達なのだろう。
なんだか同志のように思えてしまう。
danekoがEチケットを見せ、乗り継ぎがあると告げると、
おねーさんの顔は少し曇った。
それから、たっぷり20分以上待った。
おねーさんは何度もどこかに電話をかけたり、
ipadでなにか入力したりしている。
そのうち、
大使館に連絡を取らないといけないというので、
待ちくたびれて娘danekoと交代でトイレに行った。
カウンターから全員消えるのも良くないもんね(^_^;)
トイレも、遠かった。
一番近くのトイレが閉鎖されていたからだ。
![haneda intl 202006 ana counter](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2020/06/haneda-intl-202006-ana-counter.jpeg)
こんなに人のいない国際空港。
こんなものを見るのは、これが最初で最後であって欲しい。
てくてく歩きながら、たどり着くと、
トイレはものすごくキレイだった。
もう、ピッカピカ!
ひとり、掃除しまくっている女性がいた。
日本のトイレって、なんていいのだろう♬
ニュージーランドもこうなってるといいけど・・・
トイレから戻ると、
チケットは通しで発券できるという。
よ、よかった〜。
ジリジリと待っていないで、
トイレに行って気分転換したのも良かった。
それに、福岡空港で手続きしなくてよかった。
こんな面倒なこと、あの人達にできっこない(-_-)
出国ゲートにも、人は少ない。
チケットを見せて中に入っていくと、
自動化ゲートもクローズになっていて、
有人カウンターでの出国手続きのみだった。
以前は人が並んでいたのに、
今は誰も並んでいない。
入管の人もまばらだ。
2つほどしか、出国審査カウンターは開いていなかった。
ANA Suite Lounge、やってはいたけど・・
さあ、ふつうなら、
飛行機の搭乗までラウンジでゆったりと。
というのがお約束なのだが、
コロナ対応でここもまた、様変わり。
おねーさん達は皆マスク姿。
いや、そんなことはいいとしても、
ワインが無い!!!
それに、フードも激減!
聞けば、ワインの提供を止めているという。
出発前のシャンパーニュも飲めないラウンジとなっていたのだ。
![ana suite lounge 202006 haneda](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2020/06/ana-suite-lounge-202006-haneda.jpeg)
仕方なく、プレミアム・モルツを。
盛り上がりませんな(-_-;)
前菜的なお料理も、
この焼き茄子オクラ添えしか無かった。
ラウンジ、ワイン代はケチっているくせに、
妙に冷房が効いていて寒い。
半個室のブース席に移動だ。
ANAのおねーさんが、荷物を手伝ってくれた。
![ana suite lounge 202006 box seat](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2020/06/ana-suite-lounge-202006-box-seat.jpeg)
うん、ゆったりできそう。
寒いと言ったらひざ掛けは貸してくれたよ♪
オットマンがあるのがいいですね。
ヒコーキに乗る前に、脚のむくみを軽くしておくのだ。
幸い、ヌードル・バーはやっていたので、
![ana suite lounge 202006 soba noodles](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2020/06/ana-suite-lounge-202006-soba-noodles.jpeg)
とろろワカメ蕎麦。
いつもの山菜そばは無くなっていた。
でも、とろろもワカメも美味しかった。
ANAは、信州・八幡屋礒五郎の七味を使っている。
「七味はたっぷり目で」と言っていたので、3袋も。
これから受けるであろうストレスに対抗するため?
ぜ〜んぶ掛けてみました。
さあ、とりあえずは、シドニーへ出発だ。
乗り慣れたANAだからたぶん大丈夫。
こんどは機内が3密でないことを祈ろう・・
その3へ、続く
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