danekoの入院食日記18・山桜を探して外出する

daneko illness 2020 cherry blossom4




danekoの入院食日記はシリーズとなっています(^o^)

最初から、または途中からお読みになりたい方は、

もくじページからどうぞ。



3月下旬、そろそろ桜が見頃になる少し前、

danekoは病院に外出届を出した。

山桜を見に行きたかったのだ。


外出できる条件とは?



実は、外出は突然決まったのだ。

danekoの長男、カラオケ王子が関西から来るという。


もう3回目の来訪。熱心である(^_^;)

いや、親孝行ともいうのかな?


カラオケはB型ゆえ?来訪は突然に決まる。

なので、外出できるかどうか確認するには、

タイトなスケジュールなのであった。


なにせ、病院というもの、土日は休み。

病棟には引き続き入院患者がおり、


当番の看護師さんたちもいるのだが、

その人数が平日に比べて少ない。


外出許可も、土日は医師の承認が取れないという。

金曜日、danekoは療法士のSさんをつかまえた。


看護師さんから、


リハビリの先生の許可がまず必要なのよね〜


と聞いていたからだ。


Sさんは、突然の外出希望に戸惑っていた。


PTさん
ちょっと、月曜日中だとギリギリかも


とのこと。


ヤバい。

家に帰りたい用事があるのだ。




daneko illness 2020 hospital bed
入院室で不要になってきたモノを持って帰りたい。


大したことではないとお思いでしょうが、

なにせこの病院、収納が絶対的に少ない。


入院が長くなるほど部屋がゴチャついてくる。

danekoの収納はもはやギリギリであった。


毎日見舞いに来て、一分で帰る同居人。

彼に頼めばいいようなものだが、

布団などは持って帰ってくれないだろう。


それに、自分で家に帰り、

こちらに持ってきたいものもあったのだ。


なぜ山桜を見たかったのか



PT(理学療法士)のSさんは、

いつもdanekoに協力的である。


火曜日の外出届けが、月曜日じゅうに通るよう、

いろいろ取り計らってくれた。


家に帰るだけではなく・・

そう、山桜を見たいと思った。


wild cherry blossom


ちょうど、もうすぐ父親の命日だった。

たしか「daneko闘病記」には書いているけど、

4年前の、父親の命日となる数日前。


danekoは空港から高速バスに載っていた。

イナカの空港から、市内まで約1時間。


ふだんはイノシシしか通らないと言われている、

いわゆる「要らない」高速道路(笑)


当時、両親の介護に疲れ果て、

ボーッとしていたdaneko


車窓から見える山桜に目を奪われた。

なんという、美しさ。


色は濃いピンクで、

山肌にぽつん、ぽつんと点在している。


桜の木までたどり着く道がないのは明らかだ。

なのに、満開でひとり咲く山桜。


誰も行かず、誰も愛でないというのに、

毎年毎年、山の中で美しく咲くのであろうか。


danekoは「わあ!」と思わず叫びそうになった。

その濃いピンクはグラデーションとなって、

高速が走る山の中を彩っていたのだ。


イノシシしか通らない高速道路も、

danekoの目を十二分に楽しませてくれたので、

造った意味はあったかもしれない。。。


その数日後に父が亡くなるとは知らず、

つかの間の花見を車窓から楽しむことができた。

daneko illness 2020 country

ちょうど同じ季節が巡ってきたので、

山桜を探しにドライブと行きたかったのだ。


杖を持ってお出かけ



外出する時間は、午後11時からにした。

11時出発なら、朝からゆっくり支度ができる。


なにせ、まださっさと準備ができるわけじゃない。

着替えるのだって、

脚が痛まないよう、恐る恐る・・


と思いつつ、タイツを履いていたのだが、

意外にも、脚が自由に曲がるようになっていた。


なかなかリハビリが進まないと感じることもあるが、

あるとき、一気に進む感じ。


昨日まではとてもできなかったことが、

今朝はなんなくできるようになっている。


曲げるとか、伸ばすとか、そんなことだけど(^_^;)


danekoがお出かけ用の服を着て、

杖をついて歩くのを見て、

カラオケ王子はびっくり、喜んだのである。


この息子、先週までは散々なことを言っていた。



カラオケ王子
おかあさんはもう、以前と同じようには歩けないよ。

家でふつうに生活するのも大変になるかもよ。

などと、いやらしい警告を発していたのだ。


danekoがそれを指摘すると、



カラオケ王子
ああ、あれは医学の教科書的なことだから。

もっと年齢層が高いとそうなるってことだよ。

などと言い訳していたので、


daneko
それならそういう前提条件ももれなく伝えてよ(-_-メ)


とムカついたのだった。


ま、今日一日運転してもらうのだから、

あまり文句は言えないけど(^_^;)


山桜を探して・・



厳密に言うと、外には出ていた。

歩行訓練は、外歩きに入っていたから、

病院周りを杖で歩いていたのである。


でも、本当の「外」は3週間ぶり。

車に乗って、窓の外を眺めつつ、

シャバの空気を吸うのは嬉しいなあ♬


世の中はコロナウィルス騒ぎで、

これまでの春とは何かがぜんぜん違っているのだけど、

山桜は変わらず咲いていてくれると思ったのだ。


一路、山の中へと向かう。

イナカなので、山はあり過ぎるほどある。


その中で、とある方のブログに書いてあった、

山桜情報のある近所の山に向かっていった。




daneko illness 2020 cherry blossom
城址公園。

桜は、薄ピンクだった。


城址と言っても、まったく無名のお城。

地元の人しか知らないのではないか。


danekoが探していたのは、もっと濃いピンク。

紅い梅のような色の桜。




daneko illness 2020 cherry blossom2
残念ながら、そんな色の花はなかった。


よかったことといえば、外を歩けたこと。

病院周りと違い、実際の山道には傾斜あり。


石もあり、段差も無数にあって、

杖をつきながらでも、注意が必要だった。


その後、カラオケ王子がナビを見ながら、

あちこち行ってくれたのだけど、


この地方は、あまり標高が高くないせいか、

濃いピンクの桜は見当たらなかった。


山桜ではないけど、こんなイメージ



もう、あきらめかけた頃、

焼酎を作っている工場の敷地内で、




daneko illness 2020 cherry blossom3
美しい色の桜を見つけた。

これ、山桜ではないよね。植えられてる樹だから。


あのとき、こんな色の山桜もあったし、

もっと色の濃いのもあったけど。

まあ、これで今日は良しとしよう。


その後、時間が余ったので、

danekoの夫、同居人の実家にゆかりの神社にも行ってみた。




daneko illness 2020 cherry blossom4
ここにも美しい桜の木が。


ここ何年も、花見をするヒマも無かったなあ。

だいたい花見の時期はニュージーランドだったしね。


そんな自分のこの数年間を振り返り、

歩けなくなって桜探しをしている今が不思議な感じ。


入院食日記



この日は外出するということで、

朝ご飯しか頼んでいなかった。



hospital meals 0324B
朝ご飯

・白ご飯
・具だくさんみそ汁
・切り干し大根の煮物
・梅びしお
・牛乳

だいたい朝は決まっていますね。


それにしてもこの具沢山味噌汁。

ひと椀で、野菜がたっぷり摂れてうれしい。

九州の味噌は甘みがあって飽きないなあ。


翌日からまた、リハビリがんばろうっと。

と思いつつ、この日はぐっすりと眠れたのであった。


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その味噌汁、肉もサカナも入ってないでしょ(-_-メ)


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