さてさて、さっそく外食。
隔離ホテルを出て初めて行った店は・・
ワインを持ち込める中華やさん。
もくじ
ワインを持ち込めるという貴重な店
その昔は、BYOというシステムが、
このオークランドにもかなり機能していた。
店側は酒を売るライセンスを持たず、
客に酒を持ち込んでもらうこのシステム。
どうやら、
オーストラリア・ニュージーランドなど、
オセアニア特有の習慣だったらしい。
しかし、2020年のオークランドに、
ワインを持ち込める店は極端に少ない。
特に、洋食系といおうか、
ワインに合う料理を出す店では、
持ち込みを受け入れない店がほとんどだ。
なので、いまオークランドでは、
ワインを持ち込める店というのは、
タイ料理とかインド料理とか。
そういうジャンルでも、人気店なら無理なことが多い。
中華系では、まだたまにBYOの店もある。
ドミニオン・ロードの餃子の2号店にて
danekoが知る数少ない一軒は、
ドミニオン・ロード沿いにある。
店の写真を撮ったつもりが消えていた。。。
![barilla dumplings 201906 sign](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2019/06/barilla-dumplings-201906-sign--640x480.jpg)
これは、昔撮った写真です。
場所は、マウント・イーデンあたり。
人気の餃子やさん、
百味餃子=バリラ・ダンプリングの2号店だ。
danekoはけっこうこの2号店が気に入っている。
テーブルの間隔が本店より広いし、
客層はキウィが多く、中国人が少ない。
よって、店は比較的静かである。
ワインを持ち込む客もちらほらいるので、
danekoだけが浮いてしまうこともない。
前回は、向かいのカウントダウンの並びにある、
グレンギャリーという酒屋さんでワインを買い、
すぐに持ち込んだのであった。
炒飯だけが食べたかった
サクッと食べて帰りたかったこの日、
・・ならばなぜ、ワインなど持ち込むのか(^_^;)
という疑問はさておいて、
炒飯がとにかく食べたかったのだ。
danekoは海老チャーハンが好きだ。
海老チャーハンは、塩味でまとめていることが多い。
よくある焼豚入りの揚州炒飯というものは、
焼豚が邪魔になる。
そう、よっぽど美味しい焼豚でなければ、
特に要らないdanekoであった。
よっぽど美味しい焼豚というのは、
香港の有名店で食べたあの柔らかな肉片。
ああいうものを食べてしまうと、
オークランドの焼豚はもう食べる必要がなかった。
でも今は香港も、きっと変わり果てているのだろうな。
danekoたちが好きだった韓国しゃぶしゃぶのお店も、
閉店してしまっているとのことだった。。
韓国しゃぶしゃぶの記事
韓国しゃぶしゃぶ対決 香港編(^o^)丿本当に、哀しいことである(T_T)
つまみの一品もやはり旨い
炒飯をいきなり頼むのも・・と思ったので、
一品つまみを注文することにした。
湯葉とキャベツのピリ辛炒め。
![barilla dumplings 202007 dried bean curd](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2020/07/barilla-dumplings-202007-dried-bean-curd.jpeg)
こんなのですよ。
実を言うと、クミンを抜いてもらっている。
クミンのスパイシーさはワインに合わない。
エスニックな料理になりすぎてしまうのだ。
シェフは、「クミン抜きでね」というリクエストに、
「ええ???」と思っているかもしれないが、
danekoはシンプルな塩味でいいのだ。
塩と油。そして、けっこうたっぷり入った唐辛子。
十分に幸せなつまみである。
![craggy range chardonnay 2019](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2020/07/craggy-range-chardonnay-2019.jpeg)
この日の合わせるワインはこれ。
クラギー・レンジ シャルドネ。2019。
2019年のニュージーランド産が美味しいのは折り込み済み。
予想通り、間違いのない出来であった。
まあ、中華に合わせている時点で、
そんなにうるさくこだわってはいないけど。
海老チャーハンと揚州炒飯
こちらの炒飯は、かなり量が多い。
他の中華料理店もたいてい多いんだけど。
ひとつを2人で分けて丁度いいくらいだったが、
danekoは残ったら持って帰ればいいと思い、
同行者とそれぞれに好きな炒飯を頼むことに。
![barilla dumplings 202007 shrimp fried rice](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2020/07/barilla-dumplings-202007-shrimp-fried-rice.jpeg)
danekoの海老炒飯。
おや? いつもとなにかが違う?
ご飯がパラパラっとしていない。
つまみの湯葉キャベツの炒め加減は、
何ら文句がなかったのだが・・
これは、どうしたことであろうか。
![barilla dumplings 202007 shrimp fried rice2](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2020/07/barilla-dumplings-202007-shrimp-fried-rice2.jpeg)
一見したところ、いつもと変わりなく見えるのだが、
鍋振りが足りないことは、食べてみればわかる。
チャーハンは、鍋振りが命。
そして、
隔離ホテルで静かな生活をしてきたdanekoの舌は、
幸か不幸か冴え渡っているのであった・・
![barilla dumplings 202007 yangzhou fried rice](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2020/07/barilla-dumplings-202007-yangzhou-fried-rice.jpeg)
同行者の揚州炒飯。
どちらも、15ドル前後である。
2食分と思えば十分にお値打ちだ。
だが・・danekoはとあることに気づいた。
揚州炒飯も、いつもとは違う。
揚州炒飯は、焼豚がもっと入っていたし、
色ももっと醤油を使ったような感じだった。
これでは、海老チャーハンと同じではないか(ー_ー)!!
え? 揚州炒飯と海老炒飯が同じ(?_?)
![](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2019/02/danekos.jpg)
ああ〜っ!揚州炒飯と海老炒飯を同時に作ったのだ!
だから、どちらもこの日は同じような色をしているのだ。
ここのシェフ、面倒だから一緒に作ったのね(^_^;)
問題ない・・ということはない
2人前のチャーハンを同じフライパンで、同時に作る。
この所作により、
danekoたちのチャーハンは駄目駄目になっていた。
考えてみてください。
一人の料理人が、2人前のチャーハンを同時に作る。
それだけならいいが、別のフレーバーだ。
料理人は短絡的に考えたのだろう。
どうせ客は味なんかわからなかろうと。
で、倍量の米をフライパンに入れた。
当然、残念なことに、鍋振りがうまく行かない。
たぶんフライパンの大きさと火力に対し、
米の量が多すぎたのだ。
よって、danekoたちのチャーハンは、
パラパラどころかベタッとした仕上がり。
熱の通りも足りない部分があり、
アブラの馴染みも悪いという結果になっていた。
残念無念。
ドミニオンの大衆中華で、
作り直しを命じるのもなんだし。。
でも、肝に銘じたのであった。
![](https://www.newzealand-gourmet.com/wp-content/uploads/2019/02/danekos.jpg)
次回からはぜったいに、炒飯を同時に2つ注文するまい
と。
え?
2人で行ってそれぞれに炒飯を頼むほうがおかしいって?
たしかに、おっしゃるとおり(笑)
でもでも、この日は2人共チャーハンの気分だったのだ。
日本人だもの。おコメが一番ですね♬
テキトーな中国人の料理人に負けず、
また懲りずにワインを持って向かいます。
そうそう、今のご時勢、
電話注文して、取りに来るお客さんも多かったですよ。
アクセス
百味餃子
Barilla Dumpling
305 Dominion Road, Mt Eden, Auckland
☎ 09 623 2855
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焼豚が要らないなんて変なこというから地雷踏んだノヨ(-_-メ)
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BYOできるレストラン、減ったようですね。炒飯の件、肝に銘じました。ドミニオン・ロード界隈の評判はききつつも、まだ足を踏み入れたことがないので、近いうちにボトル抱えてまいりたいと思います。コルケージはいくらでしたか。スクリューキャップなのにこんなに?と思うことしばしば。いいグラスでてきたら納得ですが。
kanchanさま
BYOはニュージーランドで死語となりつつあり、哀しいです。
でも、お店と知り合いだったり特別な事情があれば受けてもらえる事が多いのですが(謎)
ドミニオンのコーケージは5〜8ドル。
お得感あります(^_-)